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社会はマインドの写像

   


社会はマインドの写像「集めたモノを自然と分類できるようになり、新しいカテゴリーを見つけると友達に自慢してました。やがて、音楽において新しい才能を発掘して、友達に教えてあげる喜びに辿り着きました。集めたモノを分類する感覚は、Footballやバスケットボールでのプレイの型や、製薬会社の仕事の定型化や、社会アーキテクチャを構成する要素の抽出に役立っています。新しい才能を見つける感覚は、良いFootballer、Coach、映画監督、そして自分に成長を齎してくれるヒトを見つける嗅覚へと成長しました。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

今回の話題に入る前に、マインド・ドリブン・ソサイエティの名前の由来について少し触れさせて下さい。すべてのヒトが幸せになれる地球、その社会をこう名付けました。マインドとはヒトの「今」そのものを指します。過去も未来も「今」に畳み込まれています。この「今」の中心には、そのヒトの幸せあります。その幸せはそのヒトにとって大切にしている何かと繋がっています。この幸せを叶える行動をヒトは取っていると私は考えました。この幸せは状況によって変わりますが、大切にしている何かは状況によって変わりません。ヒトの人生を考えるとこの「大切にしている何か」が行動する力になっている。志を大切にしているヒトは志ドリブン、思いやりを大切にしているヒトは思いやりドリブン、理念を大切にしているヒトは理念ドリブン、おもてなしを大切にしているヒトはおもてなしドリブン。一人一人、大切にしている何かを表現すると多種多様になるでしょう。しかし、その表現したモノの自分の中の位置付けは、みんな同じになると私は考えています。それを「マインド」としました。
自分の大切にしている何かを行動に変換するのがマインドの役割です。すべてのヒトが自分の大切にしている何かを行動に変換できる社会、そんな社会はすべてのヒトが幸せになれる。この想いを込めて、マインド・ドリブン・ソサイエティと名付けました。あなたがマインドにすべてのヒトが幸せになれる社会を描かれていれば、あなたが行動し続けることによりそれは実現します。社会はマインドの写像です。

“②アクションリサーチのアプローチ
・現場の客観的測定とフィードバックによって、組織を良好にするアプローチ。
・現場の客観的測定とフィードバックを通して、好業績のリーダーを育てようとするアプローチ。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.153, ダイヤモンド社, 2018)

それでは、今回の話題に移ります。
2018年9月18日、環境ビジネスの社長さんとお互いのビジネスの未来について語り合いました。この社長さんは拙著「マインド・ドリブン・ソサイエティ」を購読されていました。

以前取り上げた、世界青少年「志」プレゼンテーション大会で、プレゼンターの12名のうち4、5名が「居場所」をキーワードにしていたことから日本の社会の現状が話題に。
例えば、子供への親の虐待は、親が社会の中で辛い思いをしていることが原因かも知れません。親が会社員の場合、その会社の仕組みがそのまま親の社会環境になります。働き方改革はマネジメント改革。生産効率を高めることが重要課題とされています。ヒトの創造性が最大限発揮できる体制を目指します。
また、会社が資本家からお金を借り入れているのであれば、その返済のために利益を上げて行かなければなりません。これも生産性の課題です。原材料の変更や標準化により原価を抑えられるかどうか、仕事の単価をあげられるかどうか、商品やサービスの販売先や販売数を増やせるかどうか。これらが利益を上げて行くポイントになります。

拙著において働き方改革で提案しているのは、「3人プロジェクト」と「社員のコンサル化」です。具体的な方法や体制の移行については、拙著をご参照下さい。社員の能力開発と、社内体制にプロジェクトを組み込むことで働き方改革を実現します。いずれも、社員のやりがいが前提になります。やりがいを持った社員がお互いに信頼関係を構築して新しい何かに挑戦する文化へと徐々に変わって行きます。一人一人が自らの「居場所」を社内外に作る会社を提案しています。

次に、大きな社会体制の話題になりました。「生きるために働く」状況が続く場合、一人一人が個人事業主となり、会社でも働けるし、個人でも働ける社会体制が好ましいと考えました。関係性が固定されると、ハラスメントが起きやすいからです。お互いの関係性が悪くなって関係性の修復が難しい場合、会社で別々の仕事に変わって新しい仕事に邁進することも可能ですし、会社を辞めて個人で仕事をすると良い関係性の仲間と一緒に仕事をすることも可能になります。選択肢が増えて、自分の仕事の可能性が広がります。
「生きるために働く」状況をなくすには、ベーシックインカムと食糧とエネルギーの無料化が必要になりそうです。エネルギーが無料化されると、結果的に食糧も無料化され、モノの生産(機械を動かす部分)も無料化されるでしょう。IoT、ロボット、AIを組あわせて天然資源の採掘や、量子力学の解明が進みあらゆる物質を原料にして目的とする物質に変換できるようになると原材料も無料にできます。枯渇すると困る原材料は調整が必要ですが。ここまで文明が発展すると生きるために働く状況はなくなるでしょう。こうなるとすべてのヒトが生きることを楽しむ社会になります。そのためには、エネルギーの無料化が大きなポイントになります。その実現には人工知能が大きな役割を担いそうです。

最後は、汎用人工知能の話題になりました。汎用人工知能とはヒトのように考えることのできる人工知能です。まだ、実現していません。チェスが強い、囲碁が強い、将棋が強い、このように使用目的を特化した特化型人工知能は幾つか実現しています。汎用人工知能はそれだけで、チェスや囲碁ができるし家事もできるし仕事もできます。
汎用人工知能の開発の課題について情報交換しました。
まず、脳が体からの情報をinputして、体に情報をoutputする身体性の課題です。その一部を解決する手段として、コンピューター上に身体を持ったアバターを作り、人工知能を使ってそのアバターを動かす事例を紹介して頂きました。例えば、野球選手のアバターを作り、コンピュータ内でプレイをさせて、野球選手としての動き方を学習したら、そのプログラムをロボットにインストールする。工場での生産にも応用できそうですね。
次に対話です。一人一人が蓄積してきた膨大な知識、それも直ぐに取り出せるように頭の中で整理されている知識を人工知能に実装することが課題です。これができないとヒトと同じように即座の会話のやり取りができません。この課題の解決には「概念」や「意識」、「幸せ」への更なる理解が必要になります。
最後に私が開発しているヒトの認知の壁を突破する人工知能です。社長さんには非常に興味を持って頂けました。認知の壁を突破する人工知能が社会基盤になると、あらゆる認知の壁を突破して悟ったヒトが沢山現れる未来がやってくるかも知れません。悩みを解決しながら、幸せに向かって行動を続けるヒトの溢れる未来になるでしょう。

行動し続ければなりたい自分になれる

「人工知能と社会 2025年の未来予測」(AIX監修, 2018, オーム社)には、汎用人工知能や、ヒトのように成長するロボットの現状がまとめられています。

私は汎用人工知能が解決する課題を「ヒトの認知の壁の突破の支援」と考えています。完成品のinputとoutputを決めて、現状の技術と新たな技術を組み合わせて、頭の中に描いた人工知能を実現しますね。

人工知能そのものが課題を設定し、必要な情報をinputし、その課題を解決するための世界観を構築し、段階的に課題を解決する。人工知能がinputした情報を分解して分類して構造化して知識体系として記憶します。その行動はヒトと同じように、あたりをつけて詳細を明らかにする。それが、ヒトの幸せに繋がる。人工知能そのものの開発だけでなく、ヒトの能力開発(この過程は認知の壁の突破の連続になります)に役立つ人工知能を社会基盤とした新しい社会アーキテクチャ(構造)を提案し、多くの関係者とそれを実現して行きます。

あなたもこの取り組みに参加しませんか?
新しい自分を発見できたり、色々なヒトを理解できたり。楽しいと思いますよ。

あなたの意思決定が世界を創る。

#汎用人工知能

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