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問題意識 ”Aware of problem” follows to “aware of self”

      2019/04/12


問題意識 ”Aware of problem” follows to “aware of self”「泣く、笑う。

言葉を知らない赤ちゃんも実際に行っています。自分が実際の行動を「泣く」とか「笑う」だと後から知る。これは、言葉を理解できるようになった後も、文書中もしくは会話の中で初めて知る言葉の概念を自分の体感覚として持っている場合、それを意味する言葉を後から知ります。
幸せという言葉を知ったとき、嬉しいが幸せの感覚であると解釈していた気がします。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2019年1月21日、新年初めての満月の日、地元で仕事をしていました。
仕事の合間にお寺でモノ想いに耽っていると、久しぶりに見かけた姿がありました。約3ヶ月振り。いつもと変わらぬ笑顔を見るのは心が休まります。

あなたは問題意識という言葉を聞いたことはありますか?

問題+意識。

こう考えるとどちらの単語も良く使われるので、なんとなくどんな意味なのかはお分かりになられると思います。

この問題+意識、あなたは持っていらっしゃらないと思われるかもしれませんが、実は、誰もが持っています。

例えば、

この渋滞どうにかならないかなあ?
冷蔵庫にあるもので夕食、何作ろうかなあ?
お客様、どこに行けば見つかるのだろう?
どうしていつも喧嘩になってしまうの?
仲間を見つけるのはどうしたらよいの?
恋人が欲しい。
結婚したい。
良い会社に入りたい。
良い大学に入りたい。
もっと、お金が欲しい。
幸せになりたい。

これはすべて問題+意識です。
つまり、問題+意識のないヒトはいないのです。

ただし、あえて問題意識という言葉を使う時は、他のヒトは氣づいていない、あなただけが社会の課題だと認識している何かを指します。
更に、その課題に対して主体的に取り組んでいる状態を問題意識があると言います。

この「問題意識」と「問題+意識」は、私の中で確実に繋がっています。

aware of problem

私の問題意識の起点は私の認識です。
私が存在しなければ、私の問題意識は存在しません。
私の認識した課題の解決に主体的に取り組んでいたら、同じ課題を認識しているヒトに出会いました。
もしくは、相手の課題をよく聞いてみると、自分と同じ課題だった。とか、重なる部分があったという経験があります。

私は個人の課題には、必ず社会的な要素が含まれると考えています。つまり、あなたの課題は誰かの課題。
その課題を克服したヒトにとっては既に解決した課題。今、取り組んでいるヒトにとってはongoingの課題。まだ、直面していないヒトにとっては未来の可能性課題。

夢中になることが本当の自分に氣づくきっかけ。

私は大学で指導教官から「問題意識」と言う言葉を教えて頂きました。
その時は、指導教官の研究における「問題意識」だったので、癌の研究においてこの実験で明らかにするテーマとして理解をしました。

大学院ではイノベーションを起こす個人を研究しました。この時の「問題意識」は、実社会での仕事において感じていた課題を解決することでした。すなわち、イノベーションを起こす個人の育成です。

大学では指導教官の問題意識を理解して実験をしました。大学院では自分の問題意識を明らかにして調査研究を行いました。
問題意識は持っていても、それを表現するのは最初は難しい。当初、問題意識と認識していなかった何かが、研究調査を進める過程で現れてくる。こんな経験をしました。

こんな体験もあります、大学院の指導教官の一人から、「下村さんのテーマはわかり辛いので1枚の図で示して欲しい」と言われました。それから、3ヶ月かけて1枚の絵を作成して説明を差し上げると「分かりやすい」とのフィードバックを頂きました。
感覚として持っている何かを伝えることは難しい。感覚のすべてを見える化できないのと、見る者によって「見える化した資料」から受け取る私の感覚が異なるからです。

“組織開発でいう「プロセス」は、工程や業務プロセスよりももっと広い意味です。そして、組織開発での「プロセス」の対義語は、「結果」ではなく、「コンテント(内容)」になります。この「コンテント」と「プロセス」という言葉、一説によるとクルト・レヴィンが最初に用いたとされています。グループの研究の中で、グループで話されていることが「コンテント」、グループの中で起こっていることを「グループプロセス」としました。そして、組織開発の有名な研究者かつ実践者であるエドガー・シャインは、「コンテント」をwhat、「プロセス」をhowとしました。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.187, ダイヤモンド社, 2018)

私は大人の言うことは基本的には従うと言う子供だったので、先生のおっしゃる事にはすべて従おうとしていました。
また、友達が望めばそれに答えてあげようとしていました。
でも、他人の言うことを聞くだけでは「楽しい」と言う感覚になれないと知りました。

更に、思い返すと幼稚園の頃、両親の言うことに従っていても必ずしも楽しくなれない感覚を持っていた事に氣づきます。

子供の頃の夢を実現する過程は、問題意識を明らかにして来た過程なのかも知れません。
(こちらの記事にまとめました)

今、というか、長い間抱えている私の問題意識は「リーダーシップ」です。
これは、小学生の時、自分にリーダーシップが足りないと感じたことが起点になっています。
どうしたらリーダーシップを発揮できるようになるのか、自問自答を重ね、自分なりにリーダーシップを発揮する方法を見つけました。

そして、すべてのヒトが抱えている課題を解決する糸口がリーダーシップにあると思うようになりました。

自分自身のことを他人である専門家に任せる。
当事者意識を放棄する。
途中で考えることを止めてしまう。
何かを成し遂げる行動を止めてしまう。

こんな悩みを抱えている無数のヒトに質問を繰り返してたどり着いた悩みの原因がリーダーシップです。
その過程で、リーダーシップを感じるヒトと感じないヒトの居ることに氣づきます。
この境界を見つけて、更に、この境界を乗り越える手段を見つけました。

その結果、リーダーシップを発揮できない原因にも辿り着きました。

aware of self

これは、私がクライアントの問題意識を明らかにする専門家になった過程そのものです。

そして、この問題意識がヒトのプリンシプル(たった一つの行動原理)を明らかにする鍵だと感じております。

あなたは自分自身がどんな原理で動かれているのかご存知ですか?

私は小学生の頃からずっと考えていました。
私は幸せという感覚を頼りに動いています。
その幸せは自分一人では実現できないことにいつか氣付きました。
その感覚を頼りに住む場所を決めたり、入るお店を決めたり、足繁く通うお寺や神社を決めています。

この感覚はFootball(サッカー)の試合で磨きました。パッと見て、パッと判断して、パッと動く。常に周囲の味方選手、相手選手の位置を感じながら、ゴール前の状況を確認しながらプレイする感覚です。
また、新薬開発の場面で、臨床試験を依頼している専門医、例えば、高血圧、心不全、糖尿病、超音波診断、鬱、脳梗塞、癌、疼痛がご専門の医師、との対話で磨きました。依頼している臨床試験の背景と目の前の医師の専門性の交わるところを話題によって特定しながら会話する感覚です。臨床試験の背景として、毎月のように追加されていた欧米との合意事項をアップデートをしながら、対象となる病気の最新情報をNew England Journal of Medicine等の専門誌からアップデートしながら会社でのデスクワークと、医療現場での対話をこなしていました。画期的な新薬は、社会の習慣を変えるインパクトがあるので、社会の変化を先取りし、医療現場への情報提供の在り方ややり方を無意識のうちに設計できるレベルになっていました。

多分、あなたもご専門の領域では私と同じ感覚を磨かれていると思います。

今は新しい働き方のコンサルティングのために、ヒトが苦手な部分を補ってくれる人工知能(AI)、ヒトの能力を拡張してくれるAIの開発に取り組んでいます。ディープラーニングを含むディープラーニングを超えるシステム、意識の実装、Principleについての、大学や公立研究所の研究センターや企業の研究者との対話でもこの感覚が磨かれます。

Footballの選手、審判、指導者、協会関係者、新薬開発の臨床試験の専門医、臨床試験の窓口、行政当局、専門家(臨床試験、製剤化、製造、行政対応、マーケティング、営業、渉外、基礎研究、応用研究)、AIの専門家(脳神経科学、認知科学、計算論的神経科学、工学)の専門家との対話により、私の感覚は磨かれました。

今では初対面の方と、その方の専門についても対話ができるようになるくらいにまで、この感覚に磨きをかけました。
この過程は正に、「主体的、対話的で深い学び」でした。

問題意識が明確なヒト、それが対話の中で出てくるヒトとの対話は自然と密度が濃くなって行きます。
更に、私の問題意識「すべてのヒトが幸せであり続ける地球の実現」と本質的には同じ問題意識を持たれていらっしゃる方との出会いが最近、多くなって来ています。

SDGsの問題意識が正に「すべてのヒトが幸せであり続ける地球の実現」だからでしょうか。

感覚は連携、連動、伝播して行きますね。

私はすべての組織にお互いの感覚が連携、連動、伝播して行く場を齎します。

あなたの組織をこんな場にして行きませんか?

私がお手伝いをします。

#感覚の伝播

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