グローバルメガカンパニーが活動の軸とするMOTとは
医薬品業界では、欧米のグローバルメガカンパニーが1980年代よりベンチャーを買収してその技術を自社の新製品に繋げる戦略を取り続けているのはご存知でしょうか。
安定した企業活動に入ってしまうと、どうしてもぶっ飛んだ技術に投資をするよりも今の延長線上の技術に投資しがちになってしまいますよね。
これはある意味、しょうがない側面のある collective blind spot(集団的盲点)に当てはまりそうです。
世界の情勢を鑑みると、日本は尖った技術を開発し続ける国としての役割を期待されている。私はこんな風に感じています。
新しい技術、それを尖らせるにはどうしたら良いのでしょう。
その答えとして、「技術者と消費者との距離が近い環境」、「試行錯誤をしやすい環境」、「盲点が外れる環境」、「この活動を継続的に行える枠組みのある環境」を私は上げたいと思います。
これは、企業内の様々な意思決定者が意思決定しやすい環境とも言えますね。
私は、この環境を整える知識技術を日々積み重ねています。こんな私が、是非、参加してみたいイベントを見つけました。
それは、 出版記念シンポジウム「中小企業とMOT」 です。
http://www.ritsumei.ac.jp/mot/file/event/20150523.pdf
MOTとは Management of Technology の略で、技術経営と訳されます。
技術をマネジメントする。 これを 「技術を組み合わせて組織開発を律する活動」 と私は読み替えています。
ところで、
米国のグローバルメガカンパニーであるメルク社は自社のことを中小企業だと言っているのはご存知ですか。
メルク社の新薬開発の活動は、「想起した化合物を最新の技術を組み合わせて開発し、尖った新薬に仕立て上げる活動」と言えます。
メルク社のこの活動の軸はまさしくMOT。
このメルク社は研究者が意思決定しやすいように、研究者に課した制約はたった3つであることを付記しておきますね。
メルク社の研究者が自由闊達に新薬の研究をしている姿が目に浮かびます。
メルク社の中小企業発言は、官僚主義に陥らず、起業家精神溢れる企業であり続ける という宣言であると私は受け取っています。
出版記念シンポジウム「中小企業とMOT」
自身の技術、自社の技術で市場を切り拓く気迫に溢れるあなたに、是非、お勧めしたいイベントです。
私と一緒に、このイベントを楽しみましょう。
お申込はこちらから
http://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=191738
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