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【意思決定クラブ】理念が現実を生み出す サッカーの世界から観えるモノ 4

      2015/02/18


【意思決定クラブ】理念が現実を生み出す サッカーの世界から観えるモノ 4あなたは言葉で変る。
意思決定コンサルタント 下村拓滋です。

前回のメルマガでは、

ワールドカップの歴史を振り返ると、2014年までにワールドカップ(20回)で優勝した8か国は、全て自国の監督がチームを率いて優勝。

この事実から、「日本が男子ワールドカップで優勝するための提言」を行うことを目的に、2014年ドイツと2010年スペインの2カ国を対象として、男子ワールドカップで優勝した国のしたことを調査すると、代表強化に繫がる選手育成システムの構築が共通点でした。

前回のメルマガはこちら。
http://manmodelmarketing.com/blog/738.html

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http://www.reservestock.jp/events/58994
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2014年ドイツ、2010年スペイン。
それぞれの年に優勝したこの2つの国で行ったことは代表強化に繫がる選手育成システムの構築でした。

ドイツとスペインの実行したことから日本の代表強化について一緒に考えて見ましょう。

代表強化に繫がる選手育成システムの構築。

実は、日本サッカー協会にもトレセン制度があります。

日本サッカー協会、各都道府県のサッカー協会が中心となって、地域単位(市や区、それよりも大きい地区)で年代別に選手を選抜しています。

そして、その地域の上位にある都道府県、更に上位にある八地方区分、最後は日本と選手を選抜して個の育成、個々の選手の強化に努めています。

詳しくはこちら。
http://www.jfa.jp/youth_development/national_tracen/

「チーム強化」ではなく、「個の育成」に重きを置いた、協会のトレセン制度。
このトレセンに選抜された選手がA代表に選ばれるという流れも出来ています。

また、

日本サッカー協会は、こんな取り組みもしています。

本当のエリート教育。
「本来のエリートとは、決して特権階級を指すのではなく、先頭に立って社会に貢献する義務を負うリーダーを指しているのです。」

テーマは、

「長期的視野に立った育成」。

「ぶつ切りの強化」、小学校、中学校、高校でそれぞれがばらばらにそれぞれの時点で完成されたチームをつくって勝とうとすることが、選手の長期的な育成の弊害になる場合がある。

この課題を解決する手段のひとつが、

ロジング。

中高生年代の選手に寄宿舎生活を提供し、地元の公立中学、高校における教育と、学校を終えた後のピッチや寄宿舎での協会が提供する教育により個を育成する。

こんな、

アカデミー制度も持っています。
http://www.jfa-academy.jp/philosophy/

そして、

幅広い子供達に「スポーツ」と「人間教育」を通じて心身の健康な発育を促すことを目的とした、日本型教育システムの確立を目指したJリーグ・アカデミー。

Jリーグアカデミーとは各チームの下部組織です。

サンフレッチェ広島の取り組みはこちら。
https://www.sanfrecce.co.jp/under/academy.html

選手を強化育成する制度は既に存在しています。

日本の代表選手強化を考える上で、日本の特殊事情も考慮する必要がありそうです。

日本のサッカー環境が他の国と比べて特異な点として次のことが挙げられます。
・学校での部活動と学校とは別のクラブが両輪になっている。
・小学生は女子が男子と一緒にプレーしている。

学校の部活動出身の選手とクラブ出身の選手との違いについて何人かの関係者と話をして来ました。
複数の方がその違いをこう述べられていました。
・部活動出身者はチームプレーの意識が高い。
・クラブ出身者は個の力の意識が高い。

小学生時代に男女が一緒にサッカーをやる環境は、女子選手の強化育成に利点があると考えている関係者は多い。

それでは、

あなたは、どうすれば、男子日本サッカーが強くなり、ワールドカップで優勝することができると考えますか。

1.今の制度をこのまま強化拡充する。
2.今の制度とは全く違う制度を確立する。
3.今の制度内の連携を強化する。
4.今の制度の大枠は変えないが、新しい概念を持ち込んだしくみを追加する。
5.その他

この5つの選択肢は、実はビジネスの世界でも通用する枠組み(フレーム)です。
自分達が使える資源(ヒト、モノ、お金、情報)を効率的に活用して、最大限の結果を得る。

この観点からどの選択肢が日本にマッチしているのか一緒に考えて見ませんか。

日本の状況から、ポジション(世界の中の位置づけ)から考えるとどのような対策が最も効果的か。

続きは次回に。

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