学習の記録 権力の堕落:アメリカが国際法を葬る?(2024)
2024年10月29日記録開始 2024年10月31日公開
SaneVox Japanese, 権力の堕落:アメリカが国際法を葬る?(2024/10/29)
#国際法
はじめに=Background
国際法は誰もがこれという体系化され名文化され一体化された文書はない。
国際法は複数の条約や法律の混合物であり、それを主張するヒトによって出典が異なる。
これは、現時点の私の理解。
また、国際的な法律を都合の良いように変えてしまうことが可能な勢力がある。
これも現時点の私の理解。
現時点の私の理解を裏付ける資料を集める目的と、私の事業計画を推進する論拠を確立するための情報収集を目的とした学習。
成果=Output
動画の内容を時系列にテキストとして示す。
Binoy Kampmark さんと Pascal Lottaz さんの対話。
1:25 米国はならず者国家。悪の枢軸の再浮上。米国が敵国をラベリングし、それが法的にどんな影響をもたらしているのか?
2:20 国家に人格や道徳的特性を与える。国家を擬人化する興味深い方法。
2:50 2009年 #911事件 で #ジョージWブッシュ さんのスピーチライターが使っていた言葉。悪の枢軸
3:25 ならず者国家がどのようにして現れるか。無法国家は第一次世界大戦中に欧州で使われた言葉。
4:10 第一次世界大戦終結から1946年ニュルンベルク裁判までの人類史を調べた。国家を悪魔化する方法、国家の犯罪的要素を特定する方法、国際法に関して誰が何に責任を持つのか、
4:45 国際法の進化。第一次世界大戦後に現れた戦争を全面的に無くそうとする概念。第一次世界大戦までは戦争は国家の特権。違法ではない。戦争法の存在理由。
5:05 戦争犯罪の概念が時間と共に進化。当初は戦争そのものではなく戦争中の違法行為に焦点があった。
5:25 国際的に成分化されたレベルではない。米国国内の専門用語に過ぎない。
5:40 米国と国際法。米国人は国際法の草案寺、最も重要な署名をするが、上院が承認しないため状況が変わる。児童に関する条約に署名していない2つの国の一つ。驚くべきこと。
7:05 戦争の禁止は国家を道徳的な方向に導く。1928年パリ不戦条約、ブリアン=ケロッグ協定には六十カ国が署名。紛争を解決する方法として戦争を放棄する。国際法における規範。ニュルンベルク裁判でこれが現れた。連合国がナチスドイツを起訴。極東軍事裁判は説得力がない。ニュルンベルク裁判では、米国、英国の多くの弁護士が非常に危険だと指摘。長い間慣習的に認められていた戦争を国際法で禁止するのは危険であると言う考え方が危険。
8:40 1946年の2つの裁判の問題は、法律を早急に適用する問題。世界で初めてのこと。決着がついた。裁判官や弁護士は、被告の敗戦国は自分たちが犯罪を犯したことを自覚していると考えていた。
9:15 現在、米国が他国をならず者国家とレッテル貼りすることについて。
9:55 慣習国際法
11:05 強行規範
11:25 ニュルンベルク裁判で起きたこと。ドイツの弁護士はこれは馬鹿げていると主張した。
12:15 ソ連は軍事法廷に参加していたが、世界中で多数の戦争を起こしていた。第二次世界大戦初期のポーランド侵攻。
12:50 ノーマンフィンガー事件。子供の徴兵はその時点で人権侵害であるとの慣習ができていたと考えた。
13:40 弁護士として自分の望む方向に裁判を持っていく。1946年の時点でナチスドイツは不当に扱われたとしたくなかった。
14:20 新しい法律を作るために古い法律を破る
14:45 極東軍事裁判におけるインドのパル判事。日本の罪状を全て無罪。
16:10 規範構築の進化
16:15 米国のように強力な国家が他国をレッテル貼りし始めるとどうなるのか?ならず者国家、テロ国家
16:45 捕虜。戦争中は特別な状況を享受できる。保護され即座に処刑されない。紛争が終われば解放。十分な食糧を与える。ジュネーブ条約。戦闘員を兵士ではなくテロリストと呼ぶと、捕虜の待遇を受けられない。
17:35 イスラエルでは兵士ではなくテロリスト。イスラエルはハマスを兵士ではなくテロリストとしている。テロリストは全員射殺できる。捕虜を取らない。兵士ではなくテロリストとして正当化。国家がならず者国家とラベルづけすると同じことが起きるのか?
18:20 全くその通り。ラベリングの変更が自由度を与える。イスラエルの対ハマスの実例を文書から読み取る。対テロ戦争の間に変遷している。ウォーターボーディングの使用を正当化している。拷問の使用を正当化。様々な人権侵害を正当化。違法戦闘員。タリバンはジュネーブ条約の対象外に。グアンタモに送られ拷問された。戦争法を免れる詭弁。ラベルをつけた相手には異なる法律を適用する。拷問を正当化する。拷問を再定義。強化尋問。ウォーターボーディングは強化尋問の一部。言葉の変更が戦術的に行われている。
21:40 2002年司法省の役人との対話。トマスアキナスの専門家。信じられないけれども正しい。昔からそう。これは米国が発明したのではない。
23:15 これらの権威には一貫性がある。条約はあるがイデオロギーが原因の逸脱がある。ならず者国家という名称を使い恐ろしい行為に緩衝材を提供している。
コメント”我々は優秀で彼らは劣っている。だから我々が正しいことを彼らに示して彼らを導くのが我々の努め。ユダヤ教の選民意識、アフリカの黒人をヒトではないと言った宗教のリーダー、世界の警察、に通じている。一貫している。国際法が慣習法であるならば、白人が有色人種を支配してきた慣習が正当化されてしまう。#AlternativeReality。最期に自分の頭のない胴体を目撃することになる。”
23:50 私たちは法を作り法を守る。常に例外が存在する。強者はやりたいことをして弱者は耐える。多くの国はこれを受け入れていない。
25:00 国際法は規範となっているのか?それとも弱体化しているのか?BRICS諸国が台頭してきている。
25:30 ルールに基づく社会の秩序とは何か?パール判事の主張が反映されている国はないと当時は考えられていたが、実はそうではなかったと考えるようになる。戦争の遂行における法の秩序。この言葉を好んで使う国は、それを違反する国でもある。
コメント”自分を例外にするヒト。シオニストの認知モデル。最期に自分の首がない胴体を目撃する認知モデル。”
26:25 多くの国は法律を守る。特定の地域で起きている紛争に関しても国際法は守られている。人権に関しては解釈が異なる。
28:00 しかし、この現状は米国およびその関係国にとっては不利益な状況。法に基づく世界秩序。客観的ではなくそれを成立させる誓約がある。
29:30 チャスフリーマン さん。この考えは数年前に生まれた。ルールに基づく国際秩序。国際法ではないが、そう聞こえるように意図している。実際は法律の反対。法の支配ではなく法律による支配。ケースバイケースによって法律が何であるかを設定する濫用がある。実際のルールが何であるかを決して明示せず、その結果、あなたが実際に何が起こるべきかの唯一の仲裁者となるような不安定なディストピア的なシステムを作り出す。これはしばしば米国が掲げるものの反対です。誰もが同じルールに縛られているはずであるが、国際的な領域ではそれが決して真実ではないことがわかっているし、米国では国内でも選択的であることがわかっている。#ドナルドトランプ さんは、米国史上初めて起訴された大統領。つまり、250年間一人の大統領も法律を破らなかったと信じるように求められているのでしょうか。この一人を除いて。ということは米国から出てくるこの法律用語は信じることができるのかという疑問が生じる。それは、すべて空虚な言葉なのでしょうか。そうは、思いません。国際法と国内法の考え方は非常に良いものだと思います。何を真剣に受け止め、何をそうでないと受け止めるべきでしょうか。
31:40 我々は識別力を持たなければならない。慎重である必要がある。米国は国際法の絶対的な支持者の一人であり、素晴らしい草案を作るという大きなパラドックスを持っている。草案作成の役割は国連人権宣言の国際グループの一部であることは認められている。米国が関与していない国際条約はない。上院は非常に強力。最終的に文書の批准を承認するのは、最終的な議会。特定の時点で実際に離脱することがある。米国はいい比較対対象者もしくは模倣者。それは英国。チャゴス諸島。1965年から諸島から住民が移住させられた。米国のための戦略基地を作るから。英国外務省が国際法を利用した。純粋な権力政治。99年間米国にリースされる。インド太平洋の平和を守るという戦略的な役割があった。
36:00 外部の正当化と内部の意図は完全に別物。
36:18 人権の議論の濫用
36:38 人権を発展させることを望み、それを実現するための地域裁判所がある。
36:50 大国が人権を悪用する
37:00 2023年イスラエルがガザで大量虐殺をしている時、中国がウィグルでジェノサイドを実施していることを資料化していた
37:40 国際法を論じるとき人間を保護すべき主体として捉えることは大きな変化
38:00 権力から命を保護すべきと考える人間の登場
38:05 最大の保護者が最大に違反者
38:35 彼ら自体が深刻な虐待者である場合がある。これは国際法、特に、人権法のジレンマ。国内に強力な機関があればこれが緩和される場合がある。残念ながらこれには不均衡がある。
39:10 国際連盟のこれらの実験に批判的だった。これらの国際機関のパラドクスは戦争を起こさないことではなく戦争を起こすこと。国際法を道徳化し過ぎてしまうと我々は正しい、彼らは間違っているという紛争が発生する。彼は国際連盟の大きな批判者だった。
40:00 私は同意はしないが、法律が国際的にどう使われるのかを観察するのに有用な洞察を与えている。
40:20 国際関係にはある程度の逸脱が生じる。
40:30 国際法の役割は、法律の逸脱をよりマイルドにすること
41:00 国内法は強制できるけれど国際法は強制できない。ただし、国際法が批准されるとそれが国内法にも適用されて強制力が生まれる。
41:30 例えば、米国民はグアンタナモの強制収容所で国際法に違反した虐待事件を米国裁判所に訴えることができるはず。でも、実際にこの裁判が起きたことを見たことがない。
42:10 国内管轄権が第一にあるという制限がある。どんな大国でも。国際的な管轄権はあるが常に様々な条件がついている。
42:40 国際的な人権侵害の条約を締結している国で、ある国でその法律に違反しているとして国民が裁判に訴えたとしても、必ずしも条約通りに判決が下されるとは限らない。
43:00 オーストラリアで苦情が多かったので国内法が実際に変更になった事例。ゲイがパートナーの選択に関してオーストラリア政府は人権を侵害しているとジュネーブの裁判所に訴えた。
46:10 国家の主権者が国際法を国内法に取り入れることを働きかけることを待っている
46:40 国際法は完了していない。その途上にある。
48:00 ドイツには中央の法律を国民が拒否することを法律で保証している。この制度を強力に推進すれば国家からの国民への圧力は軽減できるか?
48:35 あなたの言う絶対主権は、あらゆる法体系において重要。
48:45 イギリスの法学者エービーダイシー 法律でできないことは男性を女性に、女性を男性にすること。今では可能だが、ここでの論点とは別。
49:25 我々には国家を超越する義務がある。国際法は国内法であり、今では主体。戦争や戦場、個々の人権。
50:05 デイビッドマクブライドの内部告発。オーストラリア軍の軍事弁護士だった。アフガニスタンで数回の軍事行動に参加。時間と共に非常に残虐な戦争犯罪の資料を収集した。オーストラリアの特殊部隊がアフガニスタンで残虐な行為を行った一連の事実。アメリカの特殊部隊が無鉄砲だと言った。マクブライドの告発は、オーストラリアの国営放送によって公開された。オーストラリアが国際的な不正を行い、国際法を破ったとする非常に重要な文書。画期的な一連の文書。現在、マクブライドは服役しており控訴している。これは異常なケース。法曹界は時々、ニュルンベルグを無視する軍事法廷がある。
52:40 良心的兵役義務を拒否に関する議論の余地がある。法律を破る時がある。誓いを破る時がある。特定のことをやらされている時、それを観察するとき、我々は時に法律、誓いを破る必要がある。主権の命令に従った結果、戦争犯罪が起きた。オーストラリアにおいては軍事的側面に反映されていなかった。検察は誰もがローマ規定に言及しなかった。ニュルンベルクにも言及しなかった。彼らはこれらが全く適用されないことを示唆した。でも、それは適用される。現在、それは指摘され訴訟になり、控訴されている。
54:00 兵士は支配者ではなくコミュニティの利益を望むべき。和解が難しい矛盾を生じる。ベルリンの壁が崩壊し、西ドイツが東ドイツを吸収して非常に有名な事件があった。西ドイツの連邦検察が、東ドイツで射殺した兵士を起訴した。東ドイツ兵は東ドイツ国家の法律に従い義務を履行していた。その後、西ドイツが吸収したらもっと高い道徳法があると主張した。兵士たちは打つべきことを拒否すべきだったと西ドイツの検察が起訴。
55:55 実際に即して言えば、戦争をして死刑になるのは戦争に負けること。しかし、戦争に勝つ限り、新しい体制にしっかりと守られる。では、どうすればこれを変えられるのか?
56:35 それ自体が問題を生み出さずにどう変えるか。例えば、世界の機関を強化する。それらにもっと力を与える。国連には長年の議論がある。平和維持だけではなく、実際に機能する軍隊を持つ。それを管理することは問題がある。条約全体をどう執行するのか事態に問題がある。
58:00 ヘンリーキッシンジャーさんは国際刑事裁判所に反対している。これは一種の専制。なぜならば、米国はそれを明らかにより良く行うから。我々は外国の裁判所が我々の家族の罪を決定することを望まない。
59:50 普遍的管轄権。ベンヤミンネタニヤフ さんは、多くの国を旅行しないようにアドバイスしたい。なぜならば、普遍的管轄権により逮捕される可能性があるから。ICCの逮捕状が必要ではない。他の国で戦争犯罪を犯したので逮捕される可能性がある。
1:00:40 それは解決する一つの手段になるかもしれない。地方の権限を拡大する。中央集権化を進めるこれらの手段が心配。
1:02:20 ヘンリーキッシンジャー さんの戦争犯罪に対する裁判。
1:03:30 市民逮捕。戦争犯罪人を地域で逮捕する国際法の概念。
1:04:05 国際法と国内法との管轄概念。
1:04:25 国際人権宣言は概念ではなく現実に適用される。
1:04:50 国際法は実施可能
1:05:00 経済における仲裁法は国際的に有効である。ワシントン条約。
1:05:25 ワシントン条約のようなものが人権侵害にも適用できるのか?
1:06:10 テロ被害における国家賠償
コメント”シオニズムと深く関連していると理解した。そうであるならば、シオニストロビーの役割が、この動画で語られたテーマにあるということ。この対話の中には、シオニズム、シオニストロビーが出てきていない。その起点はユダヤ教の誤用であり、ユダヤの血を引く アドルフヒトラー さんのホロコーストがある。アドルフヒトラーさんはアルゼンチンで余生を送った。アルゼンチン時代の写真をFBIは保管している。これは、イスラエル建国に向けての陰謀。同胞の命と引き換えに目的を達成する手法は真珠湾攻撃でも再現されている。”
終わりに=Outcome
人権がテーマの対談だった。
ただ、テーマの中心は戦争。
戦争は人権を無視している側面がある。
勝敗が決まるまでと勝敗が決まってからの様相は異なるように感じる。
戦争が国王の名誉、すなわち、国王に忠誠を誓う兵士同士の戦いだった時、捕虜は丁重に扱われていたのか。
その時代を生きていないし、その場面の当事者であったことがないのでわからない。
民主主義、自由主義、資本主義の3つを人類は共有できているのだろうか?
一人一人、定義が異なるかも知れない。
そもそも定義をせず、その時、その時、自己にとって有利な解釈を持ち出すための手段にしているのかも知れない。
盲目的に信じるヒトが増えて行かないと困るヒトがいる。
困るひとは勿論、世界の人口からすると、各国の人口からすると、米国の人口からすると、日本の人口からすると圧倒的少数、極一部。
だから、圧倒的多数が監視しやすい。
この極一部のヒトが、「自由は獲得する文化」を世界中に広めてきた。
#COVID19事件 においてワクチンを拒否したアフリカの政治家は何人がお亡くなりになられたのだろう?
変更管理
20241031から
それから
20241031から
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