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情報を知識に転換する

      2018/12/21


情報を知識に転換する「Good Personality:自己承認と他者承認のバランスが取れている。自分の関心ある場には当事者として貢献する。そして、自分が所属している場が設計できて、関心領域の拡大を続ける。自己と他者の幸せを一体化し続ける存在。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2018年9月22日、「ABLE 2018 September 脳科学を教育に活かす」に参加して参りました。

スイス連邦工科大学のエルスベス・スターン博士とラルフ・シューマッハー博士のご講演、そして、独立行政法人日本学術振興会顧問 安西祐一郎先生、主催者 慶應義塾大学 環境情報学部 今井むつみ教授とのトークディスカッションとも、私にとりましては刺激的でした。

スターン博士とシューマッハー博士の講演は難読症、難数症の子供にそれを克服する教育を提供するという観点から、単純に脳科学から得られた知見、例えば、算数の問題を解いている子供はfMRIの測定によると角回の活性が上がっている、を学習効果に結びつけることはできないというお話をお聞きしました。
学習の対象に関する概念が必要であり、誰からも教えられなくてもできる能力(例えば、母国語の獲得)の発動が必要。ご講演の後は、このお二人のご講演内容に対して安西先生が質問して、今井先生が解説しながら、両博士が回答するというトークショウでした。その後の懇親会にも参加して、両博士のご講演と4名の先生方のトークショウを受けて教育関係者の方々との意見交換をしました。

その時の講演からコーヒーブレイク、トークショウ、そして、懇親会で収集したすべての情報から次にシェアしますね。

計算している時に脳の角回が活性化することはfMRIで測定をされていますが、角回の他の領野でも活性化されているのかも知れません。また、計算の過程の中で、ある段階でのみ角回が活性化していて、他の過程には角回は関与していないのかも知れません。そう考えると、単純に角回を活性化するトレーニングが難数症の子供に教育効果を出せるとは限りません。

フィンランドの子供はドイツの子供よりも第二外国語の英語を綺麗に話します。日本やドイツでは文法から入りますが、フィンランドでは文法をやるのはある程度、英語のシャワーを浴びてから。フィンランドでは子供向けの面白いテレビ番組は英語でそのまま放映されているので、小さい頃からテレビ番組の英語を理解しようとしている。英語を兎に角聞いて理解しようとする期間が長くあった後に文法を理解すると正確な英語が話せるようになるのかも知れません。

難読症の子供は、言葉の音を聞き取りにくい。
聴覚障害のある子供でも、オノマトペを使うと読解力が高まります。
学習には対象を理解するための前提知識が必要になる。例えば、比を理解しようとすると分数を理解しておかないといけません。

ヒトの動機が脳のどこで処理されているのかは明らかではありません。

地元の学校に周囲の大人が協力者として参加することは大変素晴らしいことです。一方、それは可能な学校とそうではない学校があります。

次は、様々な教育の専門家や、これから教育者になろうとしている高校生との対話から氣づいたことをシェアします。

小学校や中学校の教科学習でその分野を学習し、それが知識に転換されると、その後の脳内情報処理はフレームに従う。知識になると分野の垣根がなくなり相互に結びついて実社会に適用できるようになる。

思考においてパターン認識とフレーミングがある。パターン認識をしているときは、裏でフレームングをして、フレーミングをしているときは、裏でパターン認識をしている。

特定の分野でのパターン認識を繰り返してパターンが蓄積されてくると、あるタイミングでフレーミングに切り替わる。新たなフレームができると、それに従い、新たにパターン認識される。

“「組織をworkさせる」というのは、「バラバラのメンバーが組織やチームとして体を成し、うまく動く」ということです。「うまく動く」というのは、この段階では「メンバー同士に相互作用があること」、それも、「共通の目標に向かってメンバー同士」が動いていることをイメージしてみてください。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.35, ダイヤモンド社, 2018)

本会でお会いした皆様は、それぞれに教育に関するお考えをお持ちで、その意見交換に積極的でした。年齢も小学生から人生の先輩まで幅広い方々でした。問題意識をお持ちになりながら日常の学校で教鞭をとられている学校の教員の方ともお会いできました。学校教育が過渡期にあり、生徒中心に先生も地域社会も心が豊かになる体制になるように、これからも、関係者の皆様と活動をして行きたいと思いました。

そのために、学校教育の目的を新しい社会アーキテクチャに合わせたスローガンができると何かが始まりそうな予感がしました。

幸せであり続けると決めれば、愛に満たされてくる。

例えば、「人生の自主課題を持ち、知を集積して周囲の仲間と知の系譜を紡ぎ出す、自らの欲するところから世界を構築する人財」というのは如何でしょうか?

こんな人財を育成する学校教育に加えたいカリキュラムは、自分の体験を独自の知識として構造化をしていつでも取り出せるようにするトレーニングです。

#KnowledgeManagementSystem

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