認知のバイアス
2019/06/22
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)
2018年9月2日、「未来少年コナン」がもしかしたら私が描いているマインド・ドリブン・ソサイエティのモデルになるかもしれません。
コナン少年がラナ少女を三角塔から救出する場面。
(1978年、第1話からの動画はこちら)
私は原体験、中学生の時に本アニメを毎週見ていました。放送日の翌日、学校の友達の間で番組の話題で持ちきりでした。コナン少年は自分の身長の10倍はあるかと思われる高所から飛び降りても平気。
コナン少年の肉体には限界がないように見え、ラナ少女は小鳥と話ができる、二人とも羨ましい能力を持っていました。
ところで、
肉体の限界と言えばスポーツのアスリートを思い浮かべますね。
誰もがチャレンジできるスポーツは走ること。サラリーマン同期や学生同期でマラソンに挑戦している知人がかなりの人数います。fbでもマラソン体験の記事アップが花盛りですね。
ここで、マラソンと100mからの肉体の限界を考えて見ましょう。
男子マラソンの世界記録の変遷がこちらです。
2時間8分と2時間6分の壁を突破するのに15年間ほどかかっています。
その後、1分短縮の壁を突破するのには10年間はかかっていません。
次に男子100mの世界記録の変遷です。
手動時計で10秒1の壁を突破するのに25年間ほどかかりました。
その後、電子時計に計測方法が変わり9秒8の壁を突破するのに30年間ほどかかりました。
マラソンと100mの記録の壁の突破はどんどんと加速しているように感じます。
TOKYO2020ではマラソンで2時間を切り、100mで9秒5を切るかも知れませんね。
実は、私、子供の頃から思っていることがあります。それは、既にマラソンで2時間を切れるヒト、100mで9秒5を切れるヒトは、存在している、もしくは、存在していたのではないかと。ただ、競技に参加しなかっただけではないかと。そんな競技があることすら知らない。自分のその能力を自覚していなかった。自覚はあったけれども参加しなかったか。
“ここでフッサールが言う「超越論主義」とは、人々が自らの生活のうちで、そのつど、そのつど、世界をどのように主観的に意味づけていくか、ということです。フッサールは客観主義を排して、主観を活かした現象学を活かした知的営みの復権を訴えました。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.90, ダイヤモンド社, 2018)
肉体の限界の前には認知の限界があります。
知らなければ参加しないし、できると思わなければ挑戦しません。
認知の限界
肉体の限界
こんなことを思いながらも、結果的に記録が更新されているのは、トレーニングの知識技術が向上したこと、競技の認知が広がったこと、競技により生計を立てるのが可能になったことがあると思います。
天井知らずの活動があなたに唯一無二の専門を齎す。
私が着目しているのは心理学からのアプローチです。
最初、病的な状態を対象としていた心理学が、幸福にまで対象を広げました。
1990年代から、チクセント・ミハイさんの「フロー体験」。
2000年代から、マーチン・セリグマンさんの「ポジティブ心理学」。
もちろん、この考え方は以前から存在していました。欲求段階説の提唱者、アブラハム・マズローさんは、1954年に「ポジティブ心理学」という用語を既に使っていました。
あなたの限界は本当に肉体の限界なのでしょうか?
マラソンで2時間切りたいと思うから実現する。
100mで9秒5を切りたいと思うから実現する。
ワールドカップで優勝したいと思うから実現する。
ゴールが先、手段は後です。
冒頭の「未来少年コナン」ですが、超磁力兵器により大陸が沈み、地軸が傾いた地球で、長老達が科学技術を平和のみに利用することに決めて、その使用をコントロールしていました。その体制に組み込まれたいたレプカさんは、世界を支配するために謀反を起こし、ギガント(巨大空母)を復活させました。
レプカさんは、本人が想定していた「世界征服」によって、幸せになれると思っていたのでしょう。きっと。ダークサイドに落ちる前に、だれかが「今のレプカさんのままで良いんじゃないの?」と言ってあげていれば、世界征服しなくても幸せになれる道に気づいていたのかも知れません。
人工知能時代にも同じ構図が起こる可能性はあります。
認知のバイアスは、あなたからなくなることはありません。もちろん、私においても、すべてのヒトにおいてもです。
どんな認知にも良い悪いはありません。あなたが周りのヒトの認知に興味を持って、それを承認するならば、あなたの周りからどんどんと幸せが広がって行くと思うのですが如何でしょうか?
#KnowledgeAthlete
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