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人生を賭けた目標から出てきたprinciple

      2023/12/31


人生を賭けた目標から出てきたprinciple「サッカーでは試合中に監督が選手の瞬間瞬間の意思決定に指示ができないように、仕事では上司があなたの顧客の前での瞬間瞬間の意思決定に指示はできません。本当に効率的な仕事ができる組織はヒエラルキー型ではなくサッカー型の組織です。可能な限り、他者の指示がなく自律的に仕事ができる生態系です。」

(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

これまでのストーリー

祖母の一言がきっかけで、8歳の私は「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」ことを人生の目標として掲げました。       
この目標に「早熟ですね」と返されたAIの開発会社の若い社長さんとも出会いました。       

8歳で決めた目標

今回のストーリー

   

2019年6月25日、どうして、この私の人生を賭けた目標が、46年を賭けてprinciple(たった一つの行動原理)を見つけるきっかけとなったのか。       

ストーリーは続きます。

“感情や意識を備えた複雑な心は、知性と言葉の発展を導き、生体の外部からホメオスタシスの動的な調節を行う新たな道具を生んだ。この新たな道具の目的は、初期の生命に課された、生存のみならず繁栄を目指せとする規則と現在でも調和している。”
(アントニオ・ダマシオ著, 高橋洋訳, 進化の意外な順序, P.46, 白楊社, 2019)
     
8歳の私は目標を掲げたものの、それが人生を賭けた目標になると思っていませんでしたし、その目標の達成方法もわかりませんでした。       

ただただ、遊びやいたずらをして友達と爆笑しながら楽しい毎日を送っていました。       
やがて、自分が夢中になった何かで目標を達成できるのではないかと考えるようになりました。       
それは、自分が楽しければ、周りのヒトも楽しいことに氣付いたからです。       

この氣付きをどうやって目標達成に繋げたら良いのかを子供心に考えた結論は、ヒトへの理解を深めるということでした。       
これは、自分自身への理解を深めて他者への理解を深めるという態度になりました。       
自分を動かしている「仕組み」が興味対象になったのです。

“第一の要素は、時間の概念だ。実際の脳は急速に変化する情報の流れを処理している。入ってくる情報にも、出ていく情報にも、一定のものはない。”
(ジェフ・ホーキンス, サンドラ・ブレイクスリー著, 伊藤文英訳, 考える脳考えるコンピュータ,P.36, ランダムハウス講談社, 2005)       

8歳で目標を立てて、ヒトの原理の探求を開始したのは10歳の頃からでした。       
小学2年生(1973年)から4年生(1975年)までのことです。       
1973年頃の流行はこちら。       
       
思い出すのは、       
・オセロゲーム(ボードゲームに夢中)       
・ヒット曲(1位から10位までカラオケで歌えます)       
・TVアニメ(ミクロS以外はすべて見ていました)       
・日本沈没とノストラダムスの大予言(こんなことが起こるのかも知れないなあと記憶に残しました)       
・ベン・ハー(ベスト5に入る映画、DVDで繰り返し観てます。私にとってヒロイン役のハーヤ・ハラリートさんは峰不二子ちゃんと並ぶ美人の象徴でした。       
戦車の競争シーンは、ただただ、圧巻。スターウォーズにもこれをモチーフとした場面がありますね。     
この映画、最初に映画館で見たのかTVでの放映を見たのかは定かではありません)       

映画の中では憎いメッサラさん(主人公のユダヤ人ベン・ハーさんの幼馴染でもあり、仇でもあるローマ人)  ですが、その言葉に深い学びがありました。      

メッサラさん「思想と何で戦うか教えてやろう。別の思想でさ。」       

ヒトとヒトとのコミュニケーションの対象は「意識」と言えそうですね。

コミュニケーション
意識

“1980年代から1990年代にかけて、CI活動と呼ばれる取り組みが多くの日本企業で取り組まれました。CIとはcorprate identity(コーポレート・アイデンティティ)の略で、企業の存在価値を再定義し、理念や行動指針を企業内外で共有したり、それらを象徴するマークやロゴを策定する取り組みです。このCI活動は、組織の外(市場や顧客)に向けた意味と、組織内(従業員)に向けた意味があります。外向きとしては、社会に企業イメージを発信して、企業イメージを高めたり、他者との差別化を狙います。内向きとしては、自社の理念や行動指針を組織内に浸透させて、より良い組織文化を構築することを狙います。後者(の内向きな狙い)が、組織開発に類する取り組みとして位置づけられます。現在では、広報・広告の業界で「インナーコミュニケーション(inner Communication: 組織内コミュニケーション)」というラベルで実践されています。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.254, ダイヤモンド社, 2018)   

ボードゲーム、昭和の歌謡曲、テレビ・映画に夢中になった頃に、ヒトの原理の探求を開始しました。       
自己の省察、他者の観察によるヒトの原理の探求から段階的に視点を増やしてきました。   
この相転移には3段階あります。       
    
最初に加えたのは量子物理学の視点です。       
ヒトの身体は物質の最小単位からできていて、これを成立させている原理がヒトの原理だと考えたことがきっかけでした。       
量子物理学を意識したのは高校生からでしたが、物理学がヒトの原理を解き明かす鍵になると考え始めたのは中学生でした。       
フレミングの左手の法則により、物資を構成し変化をさせる要素に「電氣」「磁力」「動力(筋骨格系)」のあることを知ってから、ヒトの身体を動かすのは「電氣」「磁力」「動力」だと考えるようになったからです。       

次に加えたのは認知科学の視点です。       
高校生の頃、自分が「赤」と認識している色を、他のヒトも「赤」と認識しているのだろうか?という疑問を持ってしまいました。       
自分なりの結論は、認識している「赤」は違うかも知れないでした。       
色の記憶は場所と共にあるので、あなたがりんごの「赤」と認識している色を、私は「茶」と認識していたとしても、お互いに「赤」であることには変わりないのでコミュニケーションは成立します。       
しかし、あなたの眼と私の脳を繋ぐと、あなたが「赤」だと認識していた色を「茶」だと認識する可能性は否定できない。       
この仮決めした結論は、後に製薬会社に勤務してから、会社の英語クラブの講師、英国人チャールズ・ホランドさんが主催したパーティーで出会った脳神経外科医との対話で裏付けられました。       
この医師はヒトの視覚システムが研究対象。視覚情報は一旦分解された後、脳で再構築される。       
私の仮決めした結論を伝えると、その可能性は大いにあると回答されました。       
この結論は実証のしようはありませんが、こうなる可能性は否定できないと考えています。       

最後に加えたのは「意識」の視点です。 
「意識」の視点は2段階ありました。
1段階目が「やる氣」。
「内発的動機」と「外発的動機」でした。
小学生の頃、嫌嫌、勉強するのが嫌で、どうしたら楽しめるのか、「感覚的」に試行錯誤を繰り返しました。
ヒトの原理に「注意」を向けてから、「世界の全てを理解してやる!」という強い理解欲求と結びつきました。
私は、新しい場面や、難問との遭遇、壁にぶち当たった時も、「世界の全てを理解してやる!」という強い理解欲を起点に乗り越えてきました。
大学のサッカー部の先輩から、質問の嵐の私に「あなたは、なになぜ坊や、やなあ」と半ば呆れられ気味に言われた記憶があります。
2段階目は、量子物理学のwatchを始めて以降、「ビッグバン」、「超ひも理論」と「量子エンタングルメント」の「概念的枠組み」でした。       
この段階から私の中で「ヒトの原理」が「principle」に相転移を果たしました。       
私はヒトが「意識」と呼んでいるモノが「物質」「時空間」を生み出したと考えています。       
そして、ヒトが認知できるすべての対象はヒトが「意識」と呼んでいるモノを持つと考えています。       
ヒトは自分と同じ原理を持っている対象しか認知できません。       
私は「永遠の今を生きる」という感覚でこれまで生きて来ました。
そして、常に自分であることを疑ったことはありません。       
あなたはどうですか?
私の「意識」は常に「今」しかありません。
覚醒時には身体感覚を伴いますが、この感覚は「意識」の一角を占めるに過ぎず、私の意識には時空間からの支配を受けていない部分が確実にあります。      
多分、あなたもそうだと思います。       
もし、この感覚をお忘れなら、子供の頃、何かを想像していた自分を思い出してください。       
テレビで見たヒーローやヒロインに自分を重ね合わせていませんでしたか?
空を飛ぶとか、地中深くとか、深海とかに潜っていくとか。       
大人になった自分を想像するとか。かっこいい自分とか、美人な自分とか。       
遠い未来、科学がどこまで発展していくかとか。イメージしただけで目の前にそれが現れるとか。乗り物に乗らなくても時空間を移動できるとか。       
「物質」「時間」「空間」の制約を受けないイメージを持つ体験は誰にもあることでしょう。       
あなたの「意識」、私の「意識」は「物質」「時空間」の制約を受けていない。
       
「今すぐあなたは何にでもなれて、どこまでも行けて、すべてと繋がることができる。」

“like-meシステムは、自己と他者を同一視することにより、他者の行為の意図や感情をオンラインで推測するシステムである。つまり、観察した他者の動作からその人の行為の意図や感情を読みとるものである。このシステムはミラーニューロンによって支えられている。すなわち、ミラーニューロンシステムで自己と他者を同一視することにより、他社の行為(の視覚情報)を理解するのである。”
(乾俊郎, 感情とはそもそも何なのか, P.54, ミネルヴァ書房, 2018)
 
ヒトは「意識の中では万能」です。       
こう考えるようになると「脳」は「意識」と「身体」を結ぶ器官だと考えるようになりました。       
そして、私は「意識」に学び「脳」で裏付けるという探求態度に相転移を果たしました。       
この視点を組み込むと、これまでに脳科学で確立されている「概念的枠組み」を取っ払うことが可能です。

「科学的に証明できない現象は存在しないのではなく、今の科学レベルではその存在を証明できないのです。」

“ついでなので、現代バージョンの不確定性原理についても解説をしておこう。
Δe×Δt>h (h: プランク定数)
eはエネルギーでtは時間となる。これは「エネルギーがゼロ、時間もゼロということはあり得ない」といっているのである。つまり、時間にもエネルギーにも最小量がありますよと言っている。
ただ、そういわれてもなにを表現しているのか、わからないだろう。
この数式の意味するところは「真空は作ることができない」というもので、真空は作った瞬間に”存在”がどこからか飛び出してしまうのだ。”
(苫米地英人, 夢を実現する数学的思考のすべて, P.37, ビジネス社, 2019)

脳科学の未来に、天文学において天動説から地動説に学説がひっくり返ったような、相転移を仕掛けて行くという当事者意識が高まっております。       

8歳で人生の目標を決めて、46年をかけてprincipleに辿り着いた歩みを理解して頂けましたでしょうか?       

今、あなたの心の声をキャッチしました。       

「principleを探求して来たのは分かった。では、principleって何なの?」

       

次の記事で「principleって何?」の疑問にお答えをさせて頂きます。       
本文に何回か「相転移」という普段聞かれないであろう言葉が出て来ました。      
この「相転移」はprincipleにおいて重要な現象になります。      
「相転移」についても、次回、pricipleとの関係からお示ししますね。      

あなたはprincipleはあるとお考えですか?

#principleに含まれる相転移

変更管理

20220823 誤記修正 他社の行為の意図や感情→他者の行為の意図や感情

 - イノベーション, ケース, フレームワーク, リーダーシップ, 下村拓滋, 人工知能, 体系, 個人, 意思決定, 論理 , , , , , , , , ,

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