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新しいテクノロジーは私たちにとって好ましいものになるのか

   


新しいテクノロジーは私たちにとって好ましいものになるのかこの記事は掲示版「根源からお金を問う」の中の標記の問いの参考資料として作成した。

私は
8歳で「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」ことを決めて、今、働き方改革のコンサルタントをしながら、コーチングができる人工知能(AI)とKnowledge ManagementができるAIを開発しています。
意思決定コンサルタントになる前に、薬学部を卒業後(薬剤師です)、塩野義製薬で画期的な新薬の開発に取り組み、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科で「モノづくりで実現するイノベーション」を新製品開発担当者の思考と行動に焦点を当てた研究をしました(技術経営修士です)。

イノベーションにはそれそのものの出現と、それを出現させ発展させるエコシステムが必要です。
イノベーションは出現するためのエコシステムと出現してからのエコシステムの2段階必要です。

テクノロジーそのものには意図はなく、意図をテクノロジーで実現するのがヒトです。
すべてのヒトが私たちにとってテクノロジーを好ましく使う状況を如何にして創るのか?

標題の問いをこう読み替えて回答します。

貨幣経済の専門家ではありませんが、この課題はお金の領域だけで議論できないと捉え、お金を取り巻くエコシステム全体から、お金を考えることが必要だと考えました。

MMT、公共貨幣、ベーシックインカムは物理空間における対処法です。
今、我々が認識しているお金を中心とした世界経済の歪みは、物理空間における歪みですが、その原因は情報空間、つまり我々のマインドにあります。
もしかしたら、「お金を中心とした世界経済の歪み」は「物理空間と情報空間の境界」にあるのかも知れません。

「信用」は技術で測れるようになるのでしょうか?
「信用スコア」は見えないところで細工されてしまわないのでしょうか?

既に、「ゼロトラスト」の時代に入ってます。
「ネットに載せたらハックされることを前提に対策を取る」
「大事な情報はネットに載せない」

私の経験から、そのヒトの信用は「矢面に立つ」「境界に立つ」、この2つの状況でしか評価できないと考えます。
これは、私の体験的確信論です。

私の信用の判断基準は「嘘」です。
ヒトはプレッシャーがかかるとついつい嘘をついてしまいガチになります。
(嘘をつくか、主義主張を変えるか)

これまで体験したことのないプレッシャーに晒された時、過去の成功体験は役に立ちません。
これは、いつの時代においても再現されている事実だと私は考えます。

最終的にはwebから切り離された1対1の場面でしか、そのヒトの信用は評価できないと私は考えています。
その不正に氣付いたならば、自分しか氣付いていないことを前提に行動できるか。
そのリスクに氣付いたならば、自分しか氣付いていないことを前提に行動できるか。
こんな状況に晒されるヒトが増えているのが今の情報化社会です。

これまで体験したことのないプレッシャーに晒されても、リーダーシップを発揮して誰よりも早く行動できるマインドがなければ、幸せであり続けることができない世界に既に突入しています。

ただし、「虚偽」に対するリスクマネジメントの手法も存在するので、常に、この「1対1」の場面が必要だとは思いません。
みんなが見えているところで行われていること(例えば、サッカーの試合)は、ある程度信頼性が保証されていると考えます。
審判の課題はありますが。

ブロックチェーンは素晴らしい技術でセキュリティーの課題を克服しつつ、社会基盤になることを期待しています。
新しいテクノロジーを私たちにとって好ましいモノにするには、すべてのヒトがリテラシーを高め、自分の頭の中にある社会の課題を自分の言葉で語り、その当事者として解決に向けて活動できるマインドと社会環境を整備することが必要だと考えます。

なぜならば、「好ましい」はヒトによって異なるからです。

一人一人の解決に向けての活動が衝突するリスクがあるので、認知科学の知識をすべてのヒトが等しく教授できる教育システムも必要。何故ならば、衝突の原因は「限定合理性」にあるからです。

両者がお互いの頭の中で描いている「1枚の絵」を等しく共有することが不可能な中で、相手が何故、そう考え行動するのかを理解して、相手と自分の行動を共存する「関係性概念」をお互いに持てなくてはなりません。

そのために、素養として自分の行動をブラックボックスなく語る能力が必要となります。
この能力を獲得するのに有効なのがEmpirical Thinkingです。

日本では学校のカリキュラムになっていませんが、フランスでは幼稚園児の哲学教育として試行されました(映画「小さな哲学者たち」参照)。
その後、日本でもこの潮流は生まれています(映画「こども哲学〜アーダコーダのじかん〜」参照。
本当の自分(Authentic-Self)を探求しなければ、なりたい自分(Ideal-Self)を持てません。
ヒトは、情報空間に居る自分(本当の自分)を物理空間に投影しています(なりたい自分)。

いつの時代も、社会課題を解決するのに最も有効な科学は認知科学だと私は考えます。

すべてのヒトが本当の自分からなりたい自分になって行く。
自己効力感(Perceived Self-Efficacy)を高め続ける態度を獲得できると、お金の課題は消失してしまうでしょう。
何故ならば、IoT, ロボット, AIがどんどんと社会基盤になって行く時代に突入したので、製造と管理のコストは限りなく0に近づくからです。

そのために、世界中でEmpirical Thinkingの授業を学校教育で当たり前にすることが、時間はかかりますが効果を最も期待できる手段になると私は確信しています。
このテクノロジーの一つとして、ヒトと同じように考えることのできる人工知能(#nextAI)があります。
最優先の課題はすべてのヒトが認知科学の知識技術を駆使できるようになるテクノロジーの開発ではないでしょうか?

この学校教育を10年間続けたら、世界の景色はどう変わると思いますか?

これを前提とした「お金」の課題は、自分が「お金」をどんな場面で使うことが、すべてのヒトの幸せに繋がると考えるのか。
ここからスタートすることを提案します。

私は「感謝の想い」を「お金」で伝える社会では、「お金」を使うことがすべてのヒトの幸せに繋がると考えます。

MMT、公共貨幣、ベーシックインカムでこの流れを創ることができれば嬉しいです。

 - Backgroudisation, イノベーション, グローバル, マインドセット, モデル, リーダーシップ, 下村拓滋, 人工知能, 幸福論, 意思決定, 自己効力感 , , , , , , , , , ,

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