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チャレンジと知識技術の習得

   


チャレンジと知識技術の習得「社会は個人の能力を最大化する方向に今後、益々発展して行くでしょう。個人の幸せ欲求を満たす方向です。既に人類は学習済みですが、個人間、社会間、国家間の幸せ欲求の行動の衝突をコントロールする術(技術と組織)を持たなければ、対話による意思疎通の仕組みが機能しなくなり、やがてお互いの生存を脅かすような行動、例えば暴力とか戦争、を起こしてしまいます。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2018年10月7日、小学3年生のFootball(サッカー)のコーチをして参りました。練習のテーマは2人でパス交換をしながら攻める。

小学生の頃、南米のチームが2人の選手がお互いに壁パス(ワンツー、ボールを止めず受けたボールをダイレクトに返す)を連続させて攻めた驚きのシーンを見ました。それがずっと記憶に残っています。5回か6回の壁パスを連続させてました。
壁パスが有効なのは、攻める選手がボールを保持していないので守る選手がボールを取りに行くタイミングを取れない事です。結局、パスカットか、パスできないようにマークにつくことしか対応策がありません。スピードに乗って攻められるとこれが難しい。もちろん、攻める側もスピードに乗るとパスのコントロールが難しくなります。

練習はこの壁パスのトレーニング。
最初にドリル形式。途中で選手達に「上手く2人でパスするにはどうしたら良いか?」と質問。すると「相手の少し前にパスを出す」の答えが。選手なりに感覚を掴んでいるのを確認できました。
次に、ディフェンスがボールを持っている選手に近づいて来たらタイミングよくパスを出すドリル。2対1です。この練習はもう少し工夫が必要です。ボールを離すタイミングを掴むのが難しそうでした。

その後、2対2のトレーニング。そして、2年生とのミニゲーム。
実際のゲーム形式のトレーニングや、ゲームでこの壁パスを使うのにはいくつかのポイントを選手達が超える必要がありそうでした。

・ボールを出すタイミング
・ボールを受ける角度
・パスを出した後のダッシュ

今後の練習ではこの3つのポイントをトレーニングします。

小学3年生、4年生の年代の選手を「ゴールデンエイジ」と呼びます。
それは、練習したことをすぐに実施できるようになるからです。「覚えが早い」のがこの年代の選手達の特徴です。感覚として掴んで、その感覚を磨く。それが新しい体の動きに対して有効なのがこの年代です。

コーチをして来た体験的な感覚から、この身体の動きの習得には、周囲の選手との関係性が影響を受けています。つまり、良い関係性だと身体の動きを習得しやすい。これは安心、安全な感覚を持ち、リラックスできているからだと考えます。
そういう意味から、「味方のミスを責めない」という感覚や態度が大切になって来ます。チャレンジをするとミスをしやすくなります。練習は選手の「パーフェクトスキル」がテーマですが、このスキルはチャレンジの上に成り立っています。だから、選手一人一人がチャレンジしやすいチームであることが大切なのです。

“組織開発と人材開発のルールは同じです。どちらも「人は、いかに学ぶか」という哲学を共通の基盤に持っているのです。そのことを、私たちはジョン・デューイの思想から明晰に学びとることができます。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.84, ダイヤモンド社, 2018)

あなたの職場環境はいかがですか?

きっと、一人一人が技術と知識を身につけやすい工夫をされていることと思います。
もし、その工夫がもっとできそうだとあなたがお感じになられるのでしたらチャレンジして見ませんか?

社会も生命体。

あなたの技術を多くのヒトが使えるようになれば、あなた自信が受け入れられる場が増えていきます。
あなたが様々なヒトの技術を使えるようになれば、あなたが受け入れられるヒトが増えていきます。

私はこの工夫をずっとやっています。
まず、実行するのは「全体像の把握」です。
これを実行すると職場への理解が深まります。
よろしければ、チャレンジして見てください。

#働き方改革

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