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境界のある和と和を和する

      2019/05/22


境界のある和と和を和する「産業革命により動力源をヒトが作ることでモノの生産性を飛躍的に向上させました。飛躍的に向上した生産性を安定化する役割として資本家が生まれ、資本家が生産性を安定する役割を演じ続けるために金融資本主義が生まれました。この金融資本主義が制度疲労を起こしています。今、まさに次の社会アーキテクチャが出現しようとしています。」

(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2019年5月7日、次世代の人工知能(AI)開発のエコシステムを創る打ち合わせをある会社の社長と行いました。
打ち合わせの内容はお話できませんが、一定の合意を得て、今後、他のプレイヤーとの関係を構築することになりました。

これは私の「理念の体現」である「マインド・ドリブン・ソサイエティ(MDS)の実現」のストーリーです。

“感覚システムを通じて得られた対象の情報に基づき、対象のカテゴリを認知するのが側頭葉である。たとえば、顔を見て誰かを判断したり、植物や動物、人工物の名前を言えるのは側頭葉のおかげである。そして対象が与えられたときに生じる感情によって、対象の価値が得られる。価値は感情値行動に結びついている。たとえば、それが回避すべき対象か、接近したり獲得したりするべき対象かを判断する。そして、この感情システムと側頭葉が前頭葉で統合され、眼窩前頭皮質で対象の価値カテゴリが形成される。また、大脳基底核では、経験を通じて対象の価値を知覚し、そこから得られる報酬を予測する。”
(乾俊郎, 感情とはそもそも何なのか, P.28, ミネルヴァ書房, 2018)

エコシステムをここでは「生命体が意図を実現するためにお互いに関係性を構築し共生する仕組み」と定義します。従って、AI開発のエコシステムは、「ヒトが理念を体現するためにAIを開発し、社会に実装するためにお互いが関係性を構築し共生する仕組み」になります。ここで言う「理念の体現」とは、「本当の自分と繋がりながら社会における自分の役割を果たす」と言う意味です。

次世代のAIはそれを開発している我々にとっては日常ですが、製品になった後、それを初めて使うお客様にとっては未知な体験になります。エコシステムは、AIそのものを開発する環境であり、安全安心にAIの未知な体験をお客様に提供する環境でもあります。マインド・ドリブン・ソサイエティ αを執筆したのは、このエコシステムを創る目的と計画をお示しするためでした。

“ホメオスタシスは自然選択の背後にある価値基準であり、自然選択は最も革新的で効率的なホメオスタシスをコードする遺伝子と、それを持つ生物を選考する。生命活動の最適な調整を可能にし、その能力が子孫に受け渡されるように導いてくれる遺伝的な装置の発達は、ホメオスタシス無くしては考えられない。”
(アントニオ・ダマシオ著, 高橋洋訳, 進化の意外な順序, P.39, 白楊社, 2019)

ここで、標題の「境界のある和と和を和する」を説明します。

簡単に言うと設立目的が違う組織と組織を融合すると言う意味です。
ヒトとヒトを融和すると言う意味にも使えます。

少し長くなりますが、この意味に至る背景を次にお示しします。

あなたは生命体の定義をご存知ですか?
・膜がある。
・代謝
・自己複製
この3つを同時に満たすのが生命体です。

標題の「境界」とは「膜」のアナロジーです。

つまり、1個1個の生命体は「膜の内側に一体化したシステムを抱えた存在」だと言えます。
これは、そのまま「ヒトは身体内に一体化したシステムを抱えた存在」だと言い換えることができますね。このシステムの目的は「幸せ」です。
更に、「組織は内部に一体化したシステムを抱えた存在」だと言えます。このシステムは「組織の設立目的」に合致するように創られています。

標題にある「和」とは「1個1個の生命体」、「ヒト」、「組織」を指します。

“インプットでは、①環境(政府による規制、市場や競合他社、親会社からの指示や関係)、②資源(組織にとって入手可能なリソースで、金や資産、設備、テクノロジーなど)、③組織の歴史、④戦略(時の経過の中で展開・発展を重ねてきた戦略)の4つの側面を設定しています。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.218, ダイヤモンド社, 2018)

境界のある和と和を和する

これはあなたの身近でも起きています。
例えば、友達ができるときに起きています。新しいお客様にサービスを提供するときも。また、会社間の提携が成立するときにも起きています。
更に、あなたが未知の課題に取り組むときにも起きています。既に知っていた何かと何かが繋がるときにも。

あなたは、水に浮かぶ油滴をご覧になったことはありますか?
油は水には溶けないので、水の中に油を1滴垂らすと油滴ができます。餃子のタレにラー油を入れても出来ますね。
2滴、3滴、・・・と何滴も油を垂らすといくつもの油滴ができます。一つ一つの油滴が、どんどんとくっついてどんどんと大きな油滴になるのをご覧になったことがあると思います。
私の中ではこのイメージと重なります。

膜と膜が接した途端に、2つの油滴が一つになります。

このイメージはヒトが自分の周りで起きたことを自分の世界観に取り込む行動のメタファーです。
ヒトの場合、主体的に「自分が望む相手」を探して取り込むときと、偶然に出会って取り込むときがありますね。

例えば、本日、あなたが知人を介して仲良くなったヒトは、実は、通勤経路が同じで、これまでも数回出会われているかも知れません。
しかし、お互いに接点がないので、お互いの世界の中に、相手は存在しませんでした。それが、本日、共通の知人を介して仲良くなって、初めてお互いの世界観の中に相手が入って来ます。

交流会で出会った初対面のヒトにシンパシーを感じて、その日のうちに仲良くなったりもします。その時に会話した内容から理解した相手をあなたの世界に取り込みます。

和する

相手をどの程度理解をして取り込めるのか?
それは、お互いの協働作業の結果とも言えますし、あなた次第とも言えます。
お互いがお互いを理解しようとしているか。
相手にその氣がないと感じた時、あなたはどう行動するのか。

この感覚は一人一人違うのでしょう。

この和する程度を表す言葉に「距離感」があります。

「相手との距離感」

この言葉を使うとき、あなたはどちら側の「距離感」を評価の基準にされていらっしゃいますか?

相手の感じているあろう「距離」ですか?
それとも
あなたが感じている「距離」ですか?

更に、

あなたが感じている距離と同じ距離を相手も感じていると思いますか?
それとも、その距離は異なると思いますか?

どちら側の「距離感」で和するのか、どの程度和するのか、和した状態とはどんな状態なのか?

是非、一度考えてみて下さい。

和する
距離感

あなたは「境界のある和」、私も「境界のある和」、彼女も、彼氏もあのおじさんも、あのおばさんも、あの男の子もあの女の子も、みんな「境界のある和」です。

ヒトは「境界のある和」と言う矛盾に満ちた存在。これが葛藤の原因です。
本来「和」には境界がないはずなのに境界がある。みんなと仲良くしたいのに、それが難しい自分がいませんか?
この事実は、ヒトは「意識」の存在の裏返し。意識を共有できれば境界は無くなります。ヒトが安全安心を求めコミュニケーションをしていると考えるとご理解して頂けると思います。

不安や孤独は「境界のある和」の中にあります。ここから逃れるには「和する」しかありません。他者と和する第一歩は自分の境界の開放です。
あなたの境界を私が開放するのは不可能です。私ができるのはあなたに向けて自分の境界を開放することのみです。これって自己開示ですね。

ヒトは未来に向かって意思決定をします。この未来予測を「和する」にすると、あなたの動機の中から「今和する」に親和性のある感受性が選択され、その感受性に合致するプロセスで「和する」が実行されます。このプロセスの最初は、あなたからの行動になります。

これまでの経験上、固定された関係性が「和する」の障害になることが多い。固定された関係性では、お互いに確認をしていないことが多くあるからです。あなたの中で、この関係性を自由に変えられれば自由自在になれそうです。

自分は本来、矛盾を抱えた存在。他者と和することでしか不安や孤独から解放されない。
と思えば、悩みはなくなりそうではありませんか?

AI開発のエコシステム

既に人工知能の時代は始まっています。
人工知能を使った新しい技術が次々と出てきます。
それをどう活用するかはあなた次第。

人工知能が今ある職業に代替してしまう。
この点だけ取り上げると不安が先行するかも知れません。
しかし、これは、あなたがあなたしかできない何かを見つける機会なのかも知れません。

あなたがやりたいことを実現するために今ある技術で足りないのであれば、新しい技術を生み出す。

できない現状を確認したら、できる未来を創り出す。
こう考えて目の前の課題を解決して行きませんか?

「境界のある和と和を和する宣言」をすると少しづつ柔らかい気持ちになって行けますよ。やがて他者との対話がストレスレスになります。

自分と他者を一体化する感覚を身につける。
この感覚を身につける手段にAIを使ってみませんか?

#自由自在な関係性

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