未来のSNS0525
20210525の「未来のSNS」に参加されている皆様へ
私のSNSの定義は「その場に参加するヒトが、その場での対話によって、自分の欲求を満たす場。」です。
その場には、様々なヒトが欲求を満たす経過が蓄積され、テーマとしている対象の知の系譜が導き出される。この知の系譜は管理者の努力で参加者と共有される場合があったり、参加者一人一人が自分の意識の中に構築する場合があったりする。
私は、その時点で世の中に現れているモノは、すべて既にどこかに存在していたモノを切り取ったモノだと理解しています。
今のSNSも過去にどこかに存在していたモノが今の形になって使われていると考えています。
そして、未来のSNSも今の形が発展したモノになっています。
その発展は「不連続」に現れるでしょう。
総務省のSNSを「登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービス」<SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の仕組みより>と定義しています。
私の定義と総務省の定義の違いは、SNSの媒体の特定にあります。総務省は媒体をWebサイトに特定していますが、私は媒体を特定していません。
昔からヒトが集まるところにSNSは存在していたという立場です。
狩猟の時代、祖先は集団で狩りをしていました。この集団が生活の単位でした。この集団そのものがSNSという立場を私は取っています。
時は流れ、農耕の時代、定住をして集団生活を始めました。井戸を掘り、生活のための水を確保しました。井戸に水を汲みに集まったヒトの間で対話がありました。「井戸端会議」はこの中に含まれます。これもSNSです。
これらの場をSNSと呼ぶのに違和感があるとすると、それは「主催者は誰?」という観点からでしょう。これらの場の主催者は誰もがなり得た、ということになります。
今のFacebookは媒体が発展した対話の場であり、対話という活動の形態そのものには変化はないと私は理解しています。Facebookに登録すると「居住地」ができます。自分の家が自分のページです。自分のグループやページを立ち上げて情報発信をします。そして、そのグループやページで参加者と対話をします。自分が興味あるグループやページに参加して対話をします。
リアルで対話をする「井戸端会議」がバーチャルで対話するFacebookに発展をしました。
このFacebookができる前には、ホームページを持って情報発信をして対話をするヒト達がいました。私も「理念の体現」を2014年から開設して訪問者と対話をしています。
その前はどんなSNSがあったでしょうか?
Nifty等のパソコン通信。
その前から、歌手やバンドのファンクラブ。
雑誌やコンサート会場で会員を募集してましたね。
通信手段は手紙、会報。コンサートの他にもオフ会でファンとの交流がありました。
このような変遷をして来たSNSはこれからどのように発展して行くのでしょうか?
AI技術が発展すれば、一人に一つのAI時代がやって来ます。
私は「私と同じように考えられるAI」を持つでしょう。
自分が何かを知りたい時、AIに頼んで情報収集をしてもらいます。
対話の場の起点は私が創った後、その伸展にAIの支援が得られそうです。
「AI化したSNS」
テーマに応じてSNSの中にグループができて、そのグループ単位で社会活動を実行するでしょう。
この一連の過程にAIの支援があるSNSです。
言語の壁は翻訳AIでクリアできそうです。既に、社内では母国語しか使わないことに決めた会社も出て来ています。
一人一人が独自の視点を情報発信して、それを面白いと思うヒトからアクセスがある。
臨場感を求めるヒトはバーチャルリアリティの技術を使ったSNSを立ち上げるでしょう。
ゴーグルとスーツによって、いつでもどこに居ても、行きたいところに行けた感覚を持ってその場にいるヒトと対話をする。
その場所、その相手が地球という制約を外れて行く。
これが未来のSNSになりそうです。
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