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Individual Leadership Quality

      2019/04/23


Individual Leadership Quality「精神には常に自分の意図があります。覚醒状態では、常に感覚器を通して身体の周囲の情報を入力しますが、意図に関連する(と思い込んでいる)情報が脳で処理され記憶に定着します。このフィルターがRAS(Reticular Activating System、網様体賦活系)。RASはそのヒトの意図(注意)からできて、RASを通した情報から自分がどう行動するのかを意思決定します。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2019年1月12日から14日まで第11回JFAフットボールカンファレンス高知2019に参加して参ります。

1998年より2年に1度開催されています。これまで5回参加しました。今回で6回目です。

製薬会社に勤務していた時、医学系の学会によく参加していました。最初は担当していた臨床試験の領域の情報収集のためでしたが、臨床試験の担当を外れて統括業務を担当するようになってからは、病気全般の情報収集のために学会に参加しました。

学会はその分野の全体像を知る機会です。

例えば、高血圧。

高血圧そのものは、心血管系疾患の一つです。従って、心血管系疾患の全てを扱う学会ではその一部分を構成しています。
高血圧の研究領域は幅広く、診断に関わるもの、症状に関わるもの、治療に関わるもの等、細分化されています。高血圧の学会では、細分化された分野毎に研究発表が行われます。

普段、高血圧の研究者は、ご自身の研究領域に絞って活動をされています。
高血圧の学会ではその全体像と自分の研究領域の位置づけを確認する機会になります。

心血管系疾患の学会では、その全体像と高血圧の位置づけを確認する機会になります。

本カンファレンスでは、Football(サッカー)の全体像と私の専門領域「コーチング(目標達成)とインストラクション(技術指導)」の位置づけを確認してきました。

“ジョハリの窓 「Ⅰ.開放」の領域は、私も他者も知っていることであり、お互いに見えていて共有されていることです。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.158, ダイヤモンド社, 2018)

これまでの5回の本カンファレンスで私が学んだことをシェアしますね。

毎回、欧州、南米の技術指導者がいらっしゃって自国の指導法に関するレクチャーがあります。
具体的な練習メニューや試合の臨み方に、もちろんアンテナは立つのですが、レクチャーの大部分は選手の育成環境の整備に関することです。

共通しているのはdiscipline(自己規律)。自分自身をマネジメント出来るようになる。この1点に尽きる氣がしています。

このdisciplineを身につける環境は地理的、文化的な背景に強く影響を受けるので、世界中のfootballerに共通して提供できる環境はないと私は考えています。
しかし、discipleinを身につけるトレーニングを「内面を整える」と捉えるとすべての選手に共通しています。一人一人の選手がこうなれるように環境を整備していくというのが欧州と南米の技術指導者のBackgroundにあると私は理解しています。

discipline
Background

私の場合、選手時代、試合で相手を飲み込む感覚と平常心が同居できるように普段の練習に取り組んでいました。コーチになってからは選手が楽しいと思える環境を創ること、自分の考えを発言する機会を提供することの2点に心がけています。

どんな時も清々しい気分になれるスイッチ見つけましょう。

“現実の出来事によって引き起こされたにせよ、想像上の出来事によって喚起されたにせよ、どんな感情も動機を提供し、知性を動員する。文化的な反応は、自分の生活をより快適で喜ばしいものに改善しようと努力し、そもそもそのような創造性を育んできた艱難辛苦や損失の少ない幸福な未来に、実践的にも究極的にも繋げようとする人々によって生み出されてきた。そのような人々は、単に生存が可能だけではなく、暮らしやすい未来を希求してきたのである。”
(アントニオ・ダマシオ著, 高橋洋訳, 進化の意外な順序, P.27, 白楊社, 2019)

トレンド分析。

ワールドカップの翌年に開催される時に必ず出てきます。ターンオーバー、ポジション別、戦略、戦術等。ピッチ上の空間と時間をデータに落とし込んで、分析する手法がどんどんとレベルアップしています。
キーパーの行動範囲の拡大、手数をかけずに攻める、高い位置からの守備、ポゼッションと速攻。
明らかにピッチ上の選手のプレイの時空間の最小単位が小さくなって来ています。
これは、プレイの高速化に繋がっています。審判のレフリングを支援する仕組みが色々と増えていることからも伺えます。
第4の審判、追加副審、ゴールラインテクノロジー、ビデオアシスタントレフリー。
選手のパフォーマンスを良いものに維持する観点からはリカバリー、疲労を早く回復させる。怪我の防止にも通じます。
この観点から医師のレクチャーもありました。

私はこの傾向を「Footballのバスケットボール化」と呼んでいます。

ここまでが技術指導に関するシェアです。

本カンファレンスは技術指導を対象にしていますが、私の理解が深まったことが別にあります。
それは、Football systemです。

Footballの世界的な組織はFIFAですが、実は、もう一つFIFAとは別の組織があります。

International Football Association Board (IFAB)です。
1886年に設立された競技規則を決める団体です。FIFA設立が1904年なのでFIFAよりも古い団体。

Football systemは、IFABから始まり、FIFAを経由して、6つの大陸連盟を経て211の地域(2018年)に繋がるネットワークです。

このFootball systemによって、世界中にサッカーを楽しめる環境が創られている。
選手にピッチ上での自己規律を齎すのがルールです。

ルールは選手がピッチ上で自分が思い通りに「Football」をすることを制限するモノではなく、選手自身が安全・安心に、そしてフェアに闘える環境を提供するためにあります。
そして、Footballの喜び、楽しみは「ゴール」に集約されます。オフサイドのルールは、ゴールを増やす方向に変化して来ています。

ここまでが本カンファレンスに関するシェアになります。

私は、Footballに感謝しています。自分の感覚を磨いてくれたのはFootballだと感じているからです。勿論、仕事も感覚を磨いてくれましたし、これまで出会った方々にも感覚を磨いて頂きました。

Footballで磨いた感覚を他の場面で活用した。私はこのように捉えています。
それは、多分、自分が全身を使って行動する時空間の最小単位が最も小さいのがFootballだからだと思います。
ピッチそのものは広いのですが私が瞬間、瞬間に行動しているのは、ピッチの中で私がいる場所、私の身体の範囲のみです。

“自分自身の身体の状態をよく理解することが、「自己(Self)」の中核を形成するのに重要となる。また、健全な精神状態を保つ上でも、自分の身体の状態を理解することが重要だと言われている。これを神経のレベルで言うと、身体を構成するさまざまな臓器から出力される神経反応を自分の脳が正しく理解しているということである。”
(乾俊郎, 感情とはそもそも何なのか, P.17, ミネルヴァ書房, 2018)

時間と空間が制限された中で結果を出す。
瞬間、瞬間で結果を出したのがFootballのピッチでした。
瞬間的に観て、決めて、プレイする。
チームメイトと連携を取りながら、直観的に思い通りのプレイができる。

感じるままに幸せになって行く

こんな感覚を獲得できたのはFootballのお陰です。

今、社会の体制が大きく変わって来ています。
そんな時に一人一人がリーダーシップを発揮できる環境ができて来ます。

今、あなたがこうしたら良いのになあと思っていらっしゃること、それは、あなただけしか氣付いていないのかも知れませんよ。
もし、あなたが良いと思ったことを実行されたら、困っているヒト、これから困るヒトが助かるかも知れません。

一人ぼっちのヒトに氣づいたら、声をかけて見ませんか?
そのヒトが笑顔になり、あなたも笑顔になれるかも知れません。

この2つの行動は、あなたの「主張」とも言えますね。相手にとっては「支援」です。
そして、この「声がけ」と「先回り」は誰にでもできることですが、その場面は一人一人違います。
こうしたら良いなあと思うことが、あなた一人でできそうになければ、誰かと一緒にやって見ませんか?

“しかし最も興味深いのは、すぐ後の未来の経験の先取りが「今」に影響するという認識だろう。私たちが現在と呼ぶ時間の中での点を取り巻くもやもやは、記憶を通じて過去に広がるだけでなく、少し先にも広がっている。一般に信じられているのとは違い、脳はただ受動的に反応する器官ではなく、大部分は予測する器官でもある。私たちの心はつねに、自覚することもなく、起きそうなことについて天文学的回数の予測を行なっている。コーヒーカップに手を伸ばすような単純な行為さえ、手や腕にある五十ばかりの筋肉の、知能による(ランダムでない)急速な制御が関わっているーとてつもなく複雑な計算の課題だが、それがないと手でカップを取ることはできないだろう。その音もなく動作する活動によって、私たちは世界の中で機能する。それは「今」の隠れた一部だ。”
(ハンス・クリスチャン・フォン・バイヤー著, 松浦俊輔訳, 木村元解説, QBism, P.174, 森北出版, 2018)

もしかしたら、あなたは無意識のうちに新しい社会の設計図を頭の中に描いているのかも知れませんよ。

あなたの行動は社会と無関係ではない。

こう思って、「声がけ」と「先回り」を日常的に繰り返すと、幸せな感覚がどんどんと増えて来る氣がしませんか?

私はこの感覚と態度をFootballから学びました。

今、幸せを感じて、次の幸せに向かいましょう。

#氣付き

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