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今を切り取る

      2019/05/01


今を切り取る「ヒトは幸せであろうとして活動します。そこには、そのヒトの活動する場と役割があります。『ヒトは場を見つけて、そこで役割を担い幸せを感じる。』これがヒトの行動原理です。図4.ヒトの活動の3要素」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

「今ーココ」、「ヒトには今しかない」

二度とやってこない今に集中する。これができると人生は豊かになるのではないでしょうか?
今回はこれをテーマにします。

私が明確に「今」を意識したのは、「マインド・ドリブン・ソサイエティα」の執筆を開始してからです。
それまでも、「今ーココ」、「ヒトには今しかない」という言葉は知っていました。
しかし、それを自分の内面に置き換えて考えたことがなかったのです。

死は必ずやってくるのに、時間は無限に続く。

こんな感覚を持っていましたし、今でも持っています。

私は意思決定コンサルタントを名乗り、6つの領域の新規事業のコンサルティングを行なっています。
この名前の由来は、私自身がヒトの意思決定に興味を持ち仕事をしていたことが起点になっています。

8歳の時に「すべてのヒトが幸せになれる地球を実現する」と決めてから、それを実現するための公式を探し続けました。
その公式はヒトの原理を理解することで見つけられると考えて、ヒトの原理の探求を始めました。

“細菌は、仲間であるはずの近縁者ではなく、相手が協力的であれば、通常は敵であるはずの非近縁者と力を合わせたりする。心を持たずに生存を志向する細菌は、同じ目標を達成するために他個体と結びつく。また細菌の集団は、熟慮によらない同様のルールに従うことで、他集団の攻撃に対し一種の「最小作用の原理」に基づいて、数の力にものを言わせて自動的に反応する。”
(アントニオ・ダマシオ著, 高橋洋訳, 進化の意外な順序, P.33, 白楊社, 2019)

子供の頃から夢中になれる何かを見つけて、夢中になっている自分、一緒に楽しんでいる友達や同僚からヒトの原理を知ろうとしました。

夢中になっていると時間を忘れる。
友達が持っていないビー玉が手に入ると嬉しい。
自分が持っていないビー玉を友達が持っていると羨ましい。
折り紙で上手く折るために親や友達に折り方を教えてもらう。
上手く折り紙を折れない友達に教えてあげる。
サッカーボールでのリフティングを友達と競う。
パスの練習でお互いのキックコントロールが上達する。
力が抜けたアクションは思わぬ結果を齎す。
生きるための仕事は心から楽しめない。
固定された人間関係は深い悩みの原因となる。
間接的な目標を追うと道を謝る。
自分の理解が他人の理解に繋がる。
他人の理解が自分の理解に繋がる。
あのヒトはこんなヒトという解釈はあのヒトとは一致しない。

私がヒトの原理を探求する時に取り上げてきた事例のほんの一例です。

ヒトの原理を私は断面ではなく、連続的な変化として探求していました。
だから、「今」に着目することがありませんでした。

しかし、

無意識のうちに「今」に着目していた自分に氣づくことになります。

意思決定は「今」にあります。というか、「今」、その瞬間にしかありません。
意思決定した途端、ヒトは次の行動を開始します。

更に、意思決定の対象は未来であり、過去ではありません。

その前にあるのは、意思決定をするために帰納的に、演繹的に、仮説に従って未来を予測したり、因果を評価しています。
その後にあるのは、次の意思決定に向かっての行動です。

例えるならば、カメラのシャッターが閉じる瞬間が最終的な意思決定で、その手前に被写体を探して特定する意思決定があります。しかし、シャッターを押すまではその被写体は仮決めです。その被写体を画面の中でどう切り取ると自分の望みが叶うのかを推論した結果、自分の望みを叶えられないと感じると別の被写体を探します。当たりをつけた被写体を画面の中でこう切り取ると自分の望みを叶えられると感じたらシャッターを押します。撮影した写真から1枚を決めるのであれば、その1枚の選択が最終的な意思決定になります。1枚1枚の写真を撮る瞬間は、その手前の意思決定であり、更に、被写体を決めるのは、その手前の手前の意思決定になります。

これは写真撮影に特化したヒトの行動ですが、すべてのヒトの行動のアナロジーなので汎化できます。

ヒトには目標がある。幸せ。この幸せに到達するためにヒトは行動する。ヒトの欲望には限りがないので、今、幸せを感じて、その幸せをずーっと感じられるように意思決定して行動する。ヒトは無意識のうちに「万人共通の幸せの感覚」を頼りに、その感覚を再現できるように行動を続ける。

ヒトの行動を汎化するとこうなります。

更新を続ける到達点とその間にある過程

この到達点にあるのが次の到達点に向かう意思決定です。
私の場合、次の到達点は8歳の時から「すべてのヒトが幸せになれる世界の実現」です。
その過程を歩み続けてようやく、2018年に「被写体」を「人工知能時代の社会アーキテクチャ」として電子書籍「マインド・ドリブン・ソサイエティα」に現しました。私の次の到達点における意思決定が、楽しみでしょうがありません。
それまでに「幸せ」という何枚もの写真を撮り続け、ヒトの原理をフレームとパターンで認識ができるようになりました。そして、「社会の被写体」をイメージできるようになったのです。

ヒトは意思決定体です。そして、組織も意思決定体です。更に、社会も意思決定体です。ヒトの目標が「幸せ」であるように、組織と社会の目標も「ヒトの幸せ」です。

社会も生命体。

最初の問いに戻ります。
二度とやってこない今に集中する。これができると人生は豊かになるのではないでしょうか?

今に集中するとは、今を構成している要素を感じて、それを認識することに繋がります。
今、見落としている何かがありませんか?
その何かに氣づく一つの方法として、今に集中する。

この氣づきは、到達点若しくは過程のどちらかに関係する何か。
自分自身若しくは他者の写像としての自分のどちらかに関係する何か。
楽しくない原因、行動できない原因。

ヒトは幸せになるようにプログラムされています。
赤ちゃんや子供には幸せしかないように感じませんか?

自分がやりたいように行動して、みんなと友達になる。

私は自分の体を認識できている自然体の子供をこのように捉えています。
ある意味、何にでもなれる、どこまでも行ける、すべてと繋がることができる、こんな感覚を持っているとも言えそうです。

“先に述べたように、ホメオスタシスを維持するためには、効果器を動かす必要がある。つまりは運動制御信号を出さなければならない。それを出すのが、内臓運動皮質(特に前帯状皮質)である。この運動信号が、自律神経、ホルモン、代謝および免疫システムを制御する皮質下の構造(扁桃体と視床下部)を働かせる。内側眼窩前頭皮質は直接自律神経系を支配していないのだが、ここからも類似の信号が発せられる。”
(乾俊郎, 感情とはそもそも何なのか, P.22, ミネルヴァ書房, 2018)

あなたが認識している世界に不明領域がある時、あなたはどう行動しますか?
私の経験では行動が制限されるヒトが多い。

しかし、中には自然体で行動できるヒトがいます。

“アクションリサーチ:翻訳すると「研究的な実践」あるいは「実践的な研究」となりますが、簡単に言うと「目に見えないものをリサーチして見える化し、現場の人々に返すことで、現場を変えていく」というプロセスの中で研究をしていこう、という考え方です。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.142, ダイヤモンド社, 2018)

そんなヒトの共通点は好奇心が不安よりも優っていることです。
子供は正にこんな状態ですね。

何でも口に入れる。
ボールが転がると、道路に飛び出す。
面白いモノを見つけるとそれについていく。

子供の場合、状況判断が的確にできていないと言えるかもしれませんが。

人生において様々な時空間で体験を積むと、状況判断ができるようになります。
未知な何かに対してでも。

そんな時、状況の変化に敏感になりながら行動する感覚を研ぎ澄まします。
この感覚を働かせる時空間があると自らが成長できることをヒトは本能的に理解しています。

新しい趣味を見つける。
イメージチェンジをする。
普段入らないお店に入る。
試合で限界ギリギリのプレイをする。

これらの行動は、この本能的な理解を起点にしています。
ヒトはいつでも楽しみながら行動ができるのです。
状況の変化に敏感になりながら行動する感覚を磨けば。

このトレーニングとして「今に集中」
未知な体験を楽しむ最中に「今に集中」

未知な体験
トレーニング

どちらも、あなたの人生を豊かにするのではないでしょうか?

#不明領域でも自然体

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