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成長するには理由がある

      2019/06/08


成長するには理由がある「生まれた頃は快、不快が本能に直結していたのだと思います。快は暖かい、リラックスできる、満たされる(満腹やスキンシップ)、安心できる。不快は暑い、寒い、お腹が空いた、喉が渇いた、痛い、うるさい、眩しい、暗い。感覚器を通して感じるコトと、そこを通さずに感じるコトが渾然一体となった状況。」
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)

2019年1月26日、早朝、地元のサッカーチームでコーチをしました。
開始時は寒かったのですが、時間が経つにつれ、太陽が上がり、暖かくなりました。

ここ何回かの練習日で、しっかりとボールをキープするドリルを繰り返しました。
本日からしっかりとボールをキープして、味方と連動して攻める練習を開始。
「スイッチ」と呼んでいる動き方のドリルの練習。攻めの選手が2名、守りの選手が1名。攻めの練習です。
ボールを持った攻めの選手は斜め前にいる味方にパスを出します。その味方は相手選手を背にしてボールをキープします。ボールを出した選手が、その味方に向かって走って行き、味方の向こう側で走る方向をゴールに変えて攻めます。
パスを受けた選手は守りの選手を背にしながら、タイミングよく守りの選手よりも遠い側の足を使って味方にパスを出すか、逆方向に振り向いてドリブルで守りの選手を抜くかを選択してプレイします。効果的なタイミングは、正に、攻めの選手が交差する時です。

ポイントはボールを受けた時、半身になること。
パスは走っている味方選手の前、そして守りの選手の後方に出す。
フェイントを入れるとパスを選択してもドリブルを選択しても成功確率が上がる。
プレイの連続性を身体で覚える。

まず、練習のデモを見せて、実際にドリルをやります。
ドリルをやりながら途中で、プレイのポイントを伝えます。

昨日は、コーチが守りの選手役をしてパスを受ける選手のボールの扱い方と味方との連動を指導しました。

プレイの順番、身体の使い方、ボールの扱い方。
選手が感覚を掴めるように指導しました。

“1969年にシャインはすでに、コンサルタント(社内組織開発実践者を含む)がクライアントを支援する形を3つのタイプに分けて論じた、支援の3つのモードについて言及しています。シャインは自らの経験から、コンサルタントによる支援の型として、①購入型、②医師ー患者型、③プロセス・コンサルテーション型を、挙げました。”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.198, ダイヤモンド社, 2018)

今回のテーマは、他者との連動による成長です。

お伝えしたいことは、成長するためにあなた自身の枠組みが必要だと言うことです。
この枠組みは第三者から見えないので、あなたの内面にあなたの感覚として作り上げて行きます。
私が内面に作り上げて来た成長の枠組みを一つのモデルとしてお示しをして、今からのあなたの成長に役立てて頂けたら嬉しいです。

あなたの成長はあなたが目的を達成する過程に起こりますが、その場面には必ず他者との連動があります。

取り上げたサッカーに限らず、ヒトは他者と連動して活動をしています。
そして、この他者との連動はそのヒトが成長する機会となります。

例えば、車の運転。お互いに信号を守って運転するのも他者との連動です。信号がない交差点で、お互いが交差する道路と進行方向の両方の安全を確認して交差点に侵入します。

仕事も同じです。お客様のご要望をお聞きして、その要望に答えるのは連動です。同僚と一緒に機械を操作して製品を製造するのも連動です。

何かを誰かと一緒にやる体験を皆さんはお持ちだと思います。また、一人で何かを実行するよりは、誰かと一緒に実行する方が早くできるし、楽しいという体験もお持ちだと思います。ヒトは社会的な動物なので、自然と集団を形成してしまう癖があります。その切っ掛けが目的です。
誰かが何かをやる時、一人ではできないとか時間がかかり過ぎると判断すると、それを仲間と一緒に実行する。そこには目的があります。

例えば、旅人が馬と一緒に道を進んでいると、大きな岩があると、そこから先に進めません。旅人は自分でその岩を動かそうとしたのですが無理でした。村人に声をかけて二人で動かそうとしても無理でした。三人でも無理でした。そこで、テコの原理を使って板を岩の下に差し込み、手頃な岩で支点を作って三人でテコの反対側を押し下げて大きな岩を動かして、道を通れるようにしました。

ここでは、即席の仲間を見つけて旅人は無事、岩を動かして旅を続けるという目的が達成できました。村人は困っている旅人を助けることと、自分たちの日常の通行の支障を取り除く目的で岩を動かしました。

ここで他者との連動に必要なモノを整理して見ましょう。

事例の「岩を動かす協働作業」には、他者との連動に必要なモノがすべて入っています。
列挙しますね。
・目的(既述の通り)
・コミュニケーション(旅人が村人に協力を依頼し、集まったヒト達で岩を動かす方法を決めて実行した)
・貢献(村人が旅人に貢献、集まったヒトが道の岩を動かしてその道の通行人に貢献)
・知識と技術(テコの原理)

サッカーにもこの4つのモノはあります。練習で試合で勝つための能力を身に着ける。そのためにコーチはドリルを考えて選手に提供する。その時、選手がドリルの目的とやり方を理解できるように伝える。コーチは選手に貢献する。選手はチームに貢献する。コーチはサッカー選手に必要な技術をドリルや指導を通して伝える知識と技術を使い、選手はチームで勝利するためのプレイの知識と技術を使う。

指導
プレイ

交差点での車の運転も同じです。お互いが安全に通行するという目的があります。信号のシグナルに従って、信号がなければ道路の優先順位に従って、優先順位がなければアイコンタクトで交差点に侵入します。優先順位が決まればその順位にお互いが従います(貢献)。交差点で車を運転する知識と技術を使います。

工場で機械を操作して製品を作る仕事でも同じです。品質を保証した製品の製造が目的。標準のある作業は標準に従うように、標準のない作業は目的を合意してその目的が達成できるようにお互いがコミュニケーションを取りながら仕事を進めます。お互いがお互いの役割を担えるように配慮しながら、決められた数の製品を作ります(貢献)。機械を操作したり、製品を扱ったり、専門的な知識を使ったりして仕事を進めます。

夢中になる体験が「知の集積」と「知の系譜」の原体験となる。

他者との連動は4つの事例の他にも至る所で出てきます。
ヒトが居るところに出て行くと、そこには必ず連動があります。歩いている時のすれ違い、電車への乗降等。
多くのヒトがたくさんのヒトとの連動を同じように体験されるのが学校や会社です。
そこには明確な目的や手順があります。

では、目的を決める連動や、手順を決める連動のご経験はありますか?

多分、遊びにはこの2つの連動があると思います。
また、学校や会社で新しい何かを開始するときにもありそうです。

今後、学校で取り組むアクティブラーニングには、この他者との連動を行う目的や手順を合意する感覚を生徒が涵養する機会になることを期待しております。

スポーツでも学べます。スポーツでは同じ様な状況はあっても全く同じ場面はない(選手自身が成長している)ので、局面の打開の場面で瞬時に目的や手順を連動して合意していると考えられます。また、日常的な会話にも瞬時にその目的や手順を合意しているので他者との連動を行う目的や手順を合意する感覚を学ぶ機会と考えられます。

私はそのヒトの行動や会話から成長を感じることがあります。あなたは如何でしょうか?

自分で目的を決めているか、自分で手順を決めているか。

この成長の中心には何があると思われますか?

成長にはこんな側面がありますね。
・準備が必要な場面が少なくなる。
・未知な場面でも躊躇しなくなる。
・短い会話、短い時間で対応できる様になる。

私自身を振り返り、また、様々なヒトと成長に関する対話をして来た結果として、成長の過程で「理解」が重要な役割を果たしていると考えます。
最終的には、成長は自分の役割に対する理解に集約されます。

多くの場合、最初、周囲から求められている役割から始まり、自分が貢献できる、貢献したいと思う役割に変化して行きます。
私の場合、製薬会社に勤めていたとき、画期的な新薬を開発できる体制、およびそれを可能にする人財育成の方法の確立を自分の役割として考えました。

これは、私の問題意識からです。
「薬がなくて困っている患者さん、今の薬では十分効いていない患者さん。こんな患者さんのために、新しい薬を世に送り出す。」

結果的に「画期的な新薬」になる物質は、最初からそうだと分かる訳ではありません。試験を繰り返してだんだんと「画期的」であることが分かって来ます。
私の中では「画期的」とは、「これまでにない作用機序」、「効果を期待できる患者さんの数が他の薬では実現できていない程に多い」と定義していました。

そして、

この製薬会社での問題意識は、自分の興味が「薬学」に向いた18歳の浪人生時代から始まっています。この「薬学」に決めたのは、8歳の時に「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」と決めてからの選択を繰り返して来た結果でした。

8歳の時、身の回りにこんなことを言っている友達はいませんでした。大人にもいません。8歳からずーっと、私のモデルになるヒトを探し続けました。
結局、私のモデルになるヒトはいなかったので、なりたい自分をイメージして、そのイメージを実現するために活動を展開しました。多くの方とお会いし、会話をしてその方に触れて、良いと思うところは自分の中に取り込みました。そのまま取り込むのではなく、自分にあったやり方で。この過程で他者への理解と自分の理解を深めました。

8歳からの活動を振り返ると、私は自分で決めることを優先しました。色々なアドバイスを頂いたとしても、そのアドバイスがなりたい自分に繋がるのかという観点で取捨選択をしました。
そして、自分が優先していたことは「信頼」です。自分が信頼されるヒトであり続けるということです。この優先事項は私に、「今確実に言えることは何か」ということを考え続ける習慣を齎しました。
この習慣により、今では混沌とした複雑な状況を誰よりも上手く整理できていると感じられるようになります。その場に行けば、状況は整理できるという感覚があります。課題解決の場面で私の意見が採用されることが多い事実がこの感覚を裏付けています。

8歳の時から、そして今でも大切にしているのはヒトとの対話です。
目の前のヒトの役割を中心に対話をして来ました。それは、個人と組織、個人と社会、個人と世界との関係性を理解する機会になりました。

あなたは何をやりたいのですか?

あなたは社会をどうして行きたいのですか?

あなたのリーダーシップは何ですか?

質問の言葉は色々ですが、話題にしている内容はこの3つが多いです。

製薬会社での仕事は新たな価値の創造と標準化の繰り返しでした。
仕事の方向には、お客様を理解する方向と、お客様の信頼を獲得する方向があり、そのどちらにも次のフレームで取り組んでいます。
「自分がやりたいことを社会の方向性に連動させ、場面場面で必要なリーダーシップを取って、お客様の満足を通して社会全体を変化させて行く。」

どんな仕事でも必ず、私以外の方にもこのフレームがあると感じています。正確に言うと、このフレームを使っているように私には理解できます。

経営者や起業家には、社会の方向性についてご自身の言葉で語って頂きたい。この語りが仲間を惹きつけ、お客様を惹きつけます。
社会の方向性を自分の仕事の環境と繋げて語られるクライアントに誰一人として同じ方向性をお話になられる方はいらっしゃいません。
是非、ご自身の言葉で語れるようになって下さい。誰に遠慮をする必要もありません。

あなたが継続的にこの活動を展開していくと次の変化が起きそうではありませんか?
・準備が必要な場面が少なくなる。
・未知な場面でも躊躇しなくなる。
・短い会話、短い時間で対応できる様になる。

そして、IoT、ロボット、人工知能は、このフレームに非常に親和性が良く、お客様の理解とお客様の信頼を獲得する力強いパートナーになり得ます。
それを設計するのはあなたです。

他者との連動による成長

最後、仕事を通した自験例と同僚やお客様を観察して得た仕事のフレームと2つの方向をお示ししました。
実際の仕事では無意識にフレームと2つの方向を実行しています。
すべて、あなたの感覚の中にあります。あなたの成長の中心には、あなたの感覚があります。

如何でしょうか?

このフレームと2つの方向は、仕事以外にも適用できると私は考えています。
ヒトの活動そのものに、自分のやりたいことでリーダーシップを発揮して社会(身の回りを含む)を変化させる意図が含まれているからです。
他者への貢献。私はヒトの活動をこう捉えています。

ヒトが他者への貢献を活動の中心におくのは、それによって幸せを感じるからだと私は考えます。

幸せを感じるためにやっていることが社会への理解と社会からの信頼の獲得です。
そして、幸せを感じる回数を増やすために理解力と信頼の獲得力を高めようとします。その最も効果的なフレームが仕事でいうと「自分がやりたいことを社会の方向性に連動させ、場面場面で必要なリーダーシップを取って、お客様の満足を通して社会全体を変化させて行く。」になるのが私の理論です。

私はこの理論にIoT、ロボット、人工知能を組み合わせて、更に、次の変化をお客様とともに社会に起こして行きたいと思います。
・準備が必要な場面が少なくなる。
・未知な場面でも躊躇しなくなる。
・短い会話、短い時間で対応できる様になる。

日本が目指している、AI-readyな社会への転換にも貢献できると確信をしています。

成長には新しい技術を獲得する側面があります。
IoT、ロボット、人工知能は、これからの社会をよくして行くために役立つ技術に間違いはありません。
ただし、そうするためには一つだけ条件があります。

あなたが社会をよくして行く意図を持って新しい技術を使うことです。

すべて、お客様の感覚、私の感覚を成長させる機会にして行きます。

あなたはご自身の仕事にIoT、ロボット、人工知能を組み合わせて、お客様にどんな変化をご提供されたいですか?
お客様の感覚にどんな変化を齎したいですか?

#仕事のフレーム

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