混沌とした状態を整理する
(シモムラタクジ, マインド・ドリブン・ソサイエティ α, affirmativeArchitect出版, 2018)
赤ちゃんが産道を出てきたとき。正に、本人にとっては自分がどんな状態にあるのかが分からない感覚があるのではないでしょうか?
今、どういう状況なのかを掴みきれない。
今、テレビやネットでは多くの情報が飛び交っています。
消費者が何かを購入する時に、情報収集を始めると色々な情報を目にします。どれを選択するのが自分にとって良いのか。
消費者の呟き。自分は何を欲しているのか。
また、既に、かなり前から個人の嗜好が多様になってメーカーが大量生産する商品が売れなくなったと言われています。
メーカーの呟き。お客様は何を欲しているのか。
ここでお示しした事例は、赤ちゃん、消費者、メーカーと立場は様々ですが、共通しているのは自分に必要なモノが何か特定できない混沌とした状態と言えます。
混沌とは色々なモノが入り混じった状態です。もちろん、この混沌とした状態を楽しむこともあります。そのままで良いと。
一方、混沌とした状態は不安定であり不安なので整理をする場合もあります。
会社組織に自律分散型組織が現れたのも社会が混沌としている中で、経営を続けるには混沌とした状況を整理しやすい体制を取る必要があるからだと私は考えます。混沌とした社会環境を整理するのに適した組織が自律分散型組織。
そこで、今回のテーマは、混沌とした状態を整理するです。
最初にお尋ねします。
あなたは主体的に行動をしていますか?
それとも、
誰かに求められて行動をしていますか?
混沌とした状態を整理するために最も重要な問いです。
主体的な時もあるし、誰かに求められる時もある。
その通りかも知れません。
ここで思い返して欲しいのは、何でも自由にして良い時に行動が主体的か受け身かです。
自由な時間に受け身なヒトの特徴は、周りのヒトに「何やる?」と尋ねることです。
ヒトはどんな時にこの行動に出るのでしょうか?
何かを取り組みたくて仕方がない場合、自由になればそれを実行します。
混沌とした状態を整理するためには精神に負担がかかり時間もかかります。ここを乗り切るためには主体性が必要です。
もし、主体的に行動できていないとすると、そこから手を付けます。
仕事をここでは、「お客様のお悩みを理解して、その悩みを解決する手段を提供すること」と定義します。
ここからは仕事を事例に話を進めます。
“そしてシャインは、プロセス・コンサルテーションを以下のように定義しました。
「プロセス・コンサルテーションとは、クライアントの世界で起こる様々な出来事を、クライアントが認知し、理解し、それに対処するように援助する、コンサルタントの一連の活動である」(Schein 1969, p.9著者訳)”
(中原淳, 中村和彦, 組織開発の探求, P.200, ダイヤモンド社, 2018)
お客様が混沌としている場合、お客様がどうしたいと考えていて、混沌としているのかを最初に特定します。
目標があって混沌としている。多くの場合、目標の作り込みが不十分で解決手段を明らかにできるほど、状況の分析ができていないことがこのパターンです。これは目標が混沌としているからお客様が混沌としていると言えます。新規事業を立ち上げる時によく見かけます。
もう一つ、それまで上手く行っていたことが上手く行かなくなった時です。これは変化したモノを特定して整理を始めます。目標を変えずに整理が終わる場合と、目標を変えて整理が終わる場合に分かれます。
このお客様の混沌としている状態を整理して理解する過程で必要になるのが、お客様の認知への理解です。認知とはヒトが世界を捉えている仕組みのことです。仕事が上手くいく仕組みを作る、上手く行かない原因を想定する、様々な事実から共通点を見つける、仕事の計画を立てる。これらは、すべてそのヒトの認知の中で行われます。
お客様の混沌とした状況を整理する鍵はお客様の認知への理解にあります。
混沌とした状態を整理して理解できたら、次は目標の実現に向かいます。
今回は、ここまでとします。
ヒトは会話を通して、目の前のヒトの意図を把握しようとします。何か実現したい意図があってヒトは会話をしているからです。
私が相手の意図が分からないで会話をしている時、混沌とした状態になります。まず、ここを理解するための質問を繰り返します。
仕事でも、この混沌とした状態を整理することに時間を費やしているのではないかと私は感じております。
特に、仕事に関わる人数が多くなるとこの時間が増えて行きます。
混沌とした状態の整理、あなたは、まず、何から取り組みますか?
#相手の認知への理解
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