自己紹介 デジタル・トランスフォーメーションの貢献に資する私の経歴
デジタル庁Chief Product Officer(CPO)に求められているのはデジタル監の支援。デジタル庁がリーダーシップを発揮するデジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現しやすいエコシステムを社会に形成することだと認知している。
CPOの役割はSociety5.0を実現するサービス・プロダクトの社会実装への貢献。具体的には日本の社会的共通資本となるデジタル・プラットフォームが国民一人一人が安全・安心に日常を過ごすためのデータマネジメントシステムとなるようにデジタル監に提言すること。
提言先はデジタル監ではなく内閣府、デジタル庁だが、昨年来、合計5つの提言を既に実行(1)。これらの提言は上記、CPOの役割を実行したことだと認知している。
これらの提言はすべてDXに向かっている。
私が獲得した能力の中でCPOの役割で役に立つ能力は次の3つ。
1.俯瞰力
2.洞察力
3.臨場感
この詳細は、デジタル庁CPOとしてのPlanningを参照のこと。
この役割を担うにふさわしい経歴であることは、
1.8歳に「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」と決めて、以後、その目標達成に向けて生きてきたこと、
2.6歳からのサッカー、
3.23歳からの新薬開発、
4.25歳からの人工知能開発、
5.50歳からの意思決定コンサルタント
に集約される。
1に2〜5が集約される。1を主とし、そこに繋がる経歴として2~5の経歴を示す。
1.8歳に「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」と決めて、以後、その目標達成に向けて生きてきたこと
私は8歳で人生最大の意思決定をしました。それは、祖母の寂しいの一言がきっかけ。
8歳で決めた目標(54歳)
この時から、寂しいヒト0にするために、ヒトの行動原理、Principle、の探求が始まる。
ヒトは物質からできているの物理の法則が多分、ヒトの行動原理なんだろうとあたりをつけて探求をしていたら、量子力学に出会い、今の結論は、ビッグバンを起こした原理がヒトの行動原理だと考えるようになる。宇宙を構成しているすべての存在と原理を共有している、というのが私のヒトー宇宙モデル。ヒトが意識と呼んでいる存在が、ヒトの最古の記憶であるという仮説の元、意識のモデルを創り、私と同じように考えられる人工知能に実装する。
次世代の人工知能とその開発エコシステム(54歳)
この間、誰一人として「すべてのヒトが幸せであり続ける地球を実現する」と公言して活動しているヒトと出会わない。しかし、潜在的にそこを目指していると思える方には数名お会いした。
Principleを探求してきた結果、次の4つの事実に気付く。
A. すべてのヒトはそのヒトの幸せを探求している。
B. 一人一人独自の世界観を持っている。
C. 一人一人独自の言語体系を持っている。
D.トレンドを決めるのはコンセプト。
私が確信している4つの事実から私の「ゲーム理論」が導き出される。
この「私のゲーム理論」は、感覚反射の中にあり、その場面が来るとこれらを適用した思考と行動が始まる。
この体験がCPOとして、ステークホルダーのマインド・セットを共通目的に向かって対話を繰り返し、相互理解を深めて、お互いの目標達成を導き出す。
2.6歳からのサッカー
野球ではなくサッカーを選んだのは、野球は1打席、1打席、監督の指示に従うけれど、サッカーは試合で自由にプレイできるから。
小学校入学と同時に遊びでクラスメートとサッカーを楽しむ。
その後、高校、大学とクラブ活動でキャプテンを任されました。どちらも、先輩からの指名。
選手として小柄で軽かったことから、接触プレイを避けて空間を上手く活用する能力を磨く。
これは、局面を打開するためにタッチ数の少ないプレイと先読みの能力に繋がり、最終的にポジショニングの能力に繋がる。ワンタッチコントロール(最初のボールタッチで次のプレイに入る)と強いキック(無回転シュート)の技術を磨く。水が流れるように攻撃をして決定期をモノにする、これをチーム全体で体現することを常に意図しながら、どうすればそれが可能になるのか考え続けて行動した。
選手、審判、コーチとしてサッカーを続けている。サッカーは私の主観を形成し、それを社会と結びつけた。
サッカー体験は、私に身体を自由自在に扱う感覚、感覚反射の獲得に結びついた。この感覚反射獲得の原点はボールと自分との関係性だが、選手、審判、コーチのそれぞれの立場におけるステークホルダーとの関係性にまで感覚を広げた。
ピッチ全体を俯瞰し、味方と相手選手の全員のポジションから展開を読んで流れを創り、ゴールの匂いの高まる感覚を意識の中に創る。審判では選手の心理を読み、展開を先読みした。コーチでは、選手に俯瞰力、洞察力、臨場感を高めるトレーニングと対話を提供している。
CPOとして関係者との対話により俯瞰力、洞察力、臨場感の向上を齎す。
この体験については2つ参考となる文書がある。
A
Customer: “ What for? ”; Marketer: “ Here is the answer.”(38歳)
B
提言:理念の体現 合意の前に尊重(55歳)
3.23歳からの新薬開発
究極のサービス・プロダクトは医薬品であると考える。何故ならば、情報が医薬品ほどに重要なプロダクトはないから。患者の健康情報は患者本人でさえ完全には知り得ない。医師によっては患者の診断や治療の意思決定が異なる。患者と医師との相性も治療効果に影響する。医薬品の恩恵を受ける本人、つまり、患者がどれだけ医薬品の情報を知り、自分の健康情報を知っているかが、医師との意思疎通の質を決める。
1988年、岐阜薬科大学を卒業(薬剤師)後、同年、塩野義製薬にMR(営業担当)として入社。3ヶ月の新人研修の後、新薬開発部門に配属。以後、画期的な新薬を開発して薬がなくて困っている世界中の患者さんに貢献することを目標に循環器、代謝、中枢系の新薬開発に従事。更に、新薬開発の統括業務に従事。1990年、自分と同じように考えられる人工知能(AI)があれば、仕事が捗ると思い実現可否を検討した結果、その仕様を創れないことに気づき、以降、AIの仕様を考え続けた。新薬開発部門からPMS、品質保証に異動した。すべての部署で実務と統括業務を体験し、業務標準を創り、コンピュータシステムの導入にユーザーの立場で参加。大量の情報を迅速に処理する仕組みを業務フローとコンピュータシステムの組み合わせで実現。システムのバージョンアップに伴うデータコンバートにも参加。データコンバートを効率的に実行する手順を考案。エクセルを使ったビッグデータ解析を実施し、分析結果への違和感の分析を繰り返し、今のビッグデータ解析の課題を特定している。システム導入時の苦労から、コンピュタシステムの導入準備から設計、開発、実装までのモデルを構築。手戻りの少ない開発を実現。統括業務と相まって、業務フローの図示、要件定義に精通する。フローの非効率と要件の変更による開発の遅れの原因を特定し、それを事前に無くしてしまう技術を獲得。塩野義製薬の全システムを統合(インテグレート)して経営の意思決定に資するデータマネジメントシステムを提言。デンツプライ三金に転職後、会社員を卒業。
CPOの責務はデジタル監への提言。多様な専門家の主張を理解し、デジタル庁のサービス・プロダクトを社会実装させるのが私の責務。これは、すべての部門での体験が役立つ。特に、新薬開発部門で治験検討会の事務局を担当した5年間で獲得した技術が有効。会議の場で研究、製造、開発、法律、管理の担当者がそれぞれの専門家の立場から発言した内容を理解し、会議をファシリテートした。自分の言葉で相手の専門知識を話す訓練になった。また、新薬の申請資料は、研究、製造等の各担当者に作成して章を含め、全体を通した新薬開発のストーリーを記述した。ここでも専門家の記述内容を開発ストーリーにまとめられるレベルで理解して活用する能力を獲得した。
#自己責任 #私が会社を卒業した経過(52歳)
4.25歳からの人工知能開発
塩野義製薬勤務時は、自分の仕事の自動化の観点から仕様を検討。また、コンピュータシステムの導入をユーザーの立場で参加。画面設計にも携わる。これらの仕事の自動化は、その時点で適用できる知識技術によって実現する行動を繰り返す。
業務のフローチャート を創れるようになり、ベンダーとの交渉でこちらの要求事項を伝える能力を獲得。データベースの設計上の瑕疵を指摘できるまでに情報処理の法則を理解した。
臨床試験及び安全性情報のビッグデータをエクセルで分析し、自分の感覚と合わない場合、その原因を探求して分析精度を上げる能力を獲得。
50歳で独立してから人工知能(AI)のリサーチを開始。仕事の自動化と人財育成に使えるAIの情報を収集。部分的には実行できても、全体を実行できるAIはないことが判明し、以後、そのAIの開発業務を開始。52歳で「コーチングai」ボットを製品化。以後、「意識モデル」を実装した改良版を開発中。私と同じように考えられるAIとしてコーチングとコンサルティングができる「心の姿見」と「知の分身」を2025年に介護、医療、共育で社会実装予定。
推論エンジンと知識ベースを中心とした、エキスパートシステムと機械学習が組みわせたAIとして設計する。最終的にはノイマン型コンピュタではなく、量子コンピュータに実装予定。
この製品コンセプトは「次世代の人工知能とその開発エコシステム」(2019, 54歳)に公表、NEDOの「人工知能(AI)技術分野における 大局的な研究開発のアクションプラン (AIアクションプラン)」(2021)と同じ方向性を持つ。
CPOとして、国家プロジェクト等で推進されているイノベーションをDXに結びつけた提言をする。
5.50歳からの意思決定コンサルタント
サッカーではピッチ上で目まぐるしく変わる状況における意思決定、新薬開発では世界に通用する新薬の製品コンセプトを固める意思決定、それを安全安心確実に法律を遵守し段階的に推進する計画の意思決定、トラブルに際し社会的信頼を損ねないように迅速に対応するための意思決定、を日常的に繰り返した。この体験をイノベーション・モデルとして立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科で修士論文「イノベーションの起点におけるスペシャリストの思考と行動」にまとめた(46歳)。ヒトも組織も社会も情報処理システムとして捉えると、それぞれの段階で起きる課題の原因は意思決定にあると気づいた。
効果的な意思決定をするモデル。クライアントの最終到達点として次の目標を設定している。
「感覚反射を機能の中心として、自分の意識の中から社会にまで情報処理システムのシームレスな構造を構築する。これは、初対面のヒトの無意識にアクセスする感覚を齎し、限りなく直観に近づいた情報処理能力を現す。」
新商品開発、新規事業開発における組織開発のコンサルタントとして、社員が自律的に仕事をして会社に一人一人の社員の専門知識が蓄積する組織に変容させた。ここでは個人間の目的の共有と組織の共通目的の定期的な確認から始まり、業務フローの標準化、自動化。顧客との対話の質の向上と顧客情報の共有。自発的なアイデアの推奨と実現支援。全社的な活動の見える化。組織の課題はリーダーではなくリーダーシップ の課題であることが周知される。
CPOとして組織開発の手法を駆使し、政府の組織開発、日本の社会開発、世界の社会開発までを視野に入れた提言をする。
人工知能時代への社会進化の一つのモデル(54歳)
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