人財育成のモデル 観点2 by T. S.
2014/02/24
皆さん、こんにちは。あなたの理念の体現を支援する SHIMOMURA Takuji です。
「能力のキーワードは思考と行動です。」
プロローグ
私の人財育成モデルは5つの観点から構成されています。
(詳しくは「人財育成のモデル」をご参照下さい。)
1.仕事を成長の機会と捉えるマインドセットを涵養する。
(詳しくは「人財育成のモデル 観点1」をご参照下さい。)
2.作業手順を見える化する能力を高める。
3.作業効率を定量化する能力を高める。
4.関係する要素を複合的に判断して決断する能力を高める。
5.具体的な作業を実行する能力(正確・迅速)を高める。
今回は、観点2 作業手順を見える化する能力を高める。 について説明します。
作業手順 とは
何事にも手順があります。何か結果を期待した活動には、その結果を得るために必要なoutputが伴います。
私は起きている時は、常に何か結果を期待した活動をしています。これは私だけではないと思っています。如何でしょうか?
もしかしたら、寝ている間も何か結果を期待した活動をしているのではないかとも思っています。
何か結果を得るための活動を作業とするならば、その活動の始まりから終わりまでの実施事項を時系列に並べたものを手順と言います。
見える化 とは
平たく言えば、「何らかの形にすること」です。
イメージとして画像にしたり、論理的な文書にしたりします。こうすることで、あなたの頭にある作業手順を第三者に提示することが可能になります。更に、自身としては最も効率的な作業手順と考えていたが、改善の余地のあることに気付いたり、第三者にアドバイスを求めることが可能になります。
担当者が作業している姿を動画に記録したものも作業手順になります。作業中の担当者の目に入った風景を動画に記録したものが最も分かりやすい作業手順になるかもしれませんね。
能力を高める とは
「何か結果を得るための活動の始まりから終わりまでの実施事項を時系列に並べたものを形にする能力を高める」
この「能力」とはどんな能力なのでしょうか。
1.結果とは何か。
2.その結果の持つ意味は何か。
3.どういう形を結果にするか。
4.その結果を出すために必要な情報は何か。
5.誰の協力が必要か。
6.どういう順番で作業を進めたらその結果が得られるか。
私は、これらの問いに答えを出す、若しくは答えを出すために活動し続ける思考―行動力と定義します。
人財育成の観点2 作業手順を見える化する能力を高める とは
それは、「何か結果を得るための活動の始まりから終わりまでの実施事項を時系列に並べたものを形にするために、自ら立てた問いに答えを出す、若しくは答えを出すために活動し続ける思考―行動力」と言い換えることができます。
この実行は思考と行動がキーワードになります。あなたが自身の課題を克服するために思考と行動を繰り返す、そしてそれを高速に廻すことで課題克服の短時間化が可能となり成長が加速されます。更に、その過程を変更管理*1しておくことで、次からの課題克服の作業の加速が可能になります。変更管理のレベルの抽象度が高ければ高いだけ、その可能性は高まります。何故なら、変更管理の抽象度が低ければ、その知識・技術は限定的になり、逆に抽象度が高ければ、その知識・技術は汎用的になるからです。
多分、この変更管理は意識されていなくてもあなたは実行されています。しかし、それを意識して実行することで抽象度は高まります。
あなたの今の思考―行動力のprogramming(多能化における標準化のことです。詳しくは「人財育成のモデル 観点1」をご参照下さい。)は、過去のあなたの思考と行動の変更管理の結果です。あなたの思考の抽象度が高ければ高いだけ、多種多様な行動に一貫性を持たすことが出来ます。それは、第三者からは一見、行動に一貫性がないように見える状況でも、あなたにとっては一貫性のある行動であり、その違いについて論理的に説明できるようことを意味します。
あなたは、ご自身の作業手順を見える化できますか?
更に、その能力を高めるためには、どのような体験が必要だと思いますか?
*1 変更管理 課題を抽出した起点から、課題を克服した終点まで、Plan-Do-Check-Action cycle(PDCAサイクル)を廻す中で、その過程の変更点を変更理由と伴に記録(記憶)すること。
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