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私が体系化した認知モデル

   


私が体系化した認知モデル2024年7月31日

本投稿は、日本教師教育学会第34回研究大会のラウンドテーブルの発表原稿である。
原稿はこちら
本投稿では、初版以降の変更管理も記録する。
自由研究発表の原稿はこちら


* photoACより

背景と本発表の狙い

 演者は社会開発のコンサルタント。1973年からすべてのヒトが幸せであり続ける地球の体現を目標に活動中。たった一つの行動原理、principle、を明らかにし、それを原点とする認知モデルを確立。西洋の科学手法は要素還元論。全体を扱っていない。西洋科学の限界。例えば、ヒトが意識と呼んでいる存在がビッグバンを起こした可能性を残したまま、脳が意識を生み出していると主張する。装置の検出限界以下の「ヒトが物質と呼んでいる存在」がある可能性を残したまま、莫大な資金を投じたサイクロトロン、リニアコライダーを建設して、検出限界以上の最小物質を検出する。この問いの立て方、理論の証明法は無駄が多い。認知は物理と同じ自然現象。認知は全体を扱う。全体を全体として観察し、その規則性を語る対象が認知。私は認知モデルによって、たった一つの行動原理、principle、を明らかにし、最小物質に当たりをつけた。起点は1973年。(原点)は(自己)が(身体)を持ち生誕する前にある。
 ラウンドテーブルにおける本テーマは、認知モデル を中心に、人類を読み解く文化を日本教師教育学会から世界に発信することを目的とする。

認知モデル

 認知モデルを2つの公式で示す。
Principle<意識<認知<知能<身体(1)
principle=たった一つの行動原理(1)ー1
意識=principleの乗り物(1)ー2
身体=(個物身体, 共同体身体)(1)ー5、(2)ー4
<:左辺から右辺が導き出された、右辺は左辺の写像

主体=(自己, 認知, 身体)(2)
主体=原点から到達場まで情報処理を続ける機能構造体(2)ー1
自己=principle(2)ー2

 体験即記憶。認知のこの性状は、principleと深く結びついている。認知の中心にprincipleがあり、認知対象はすべてprincipleが反映している。(個物身体)は(意識)の定点観測の手段となり、(共同体身体)を変化させて欲求を満たす。我々は皆、principleとprincipleに挟まれた(身体)を持つ。すべてのヒトは独自の(身体)を持ち、誰一人として私と同じ世界に住んでいない。共通目的を持つ協働作業においてメンバー間で意見が異なるのはお互いに独自の(身体)を持ち、それまでの記憶が異なるから。異なる意見に折り合いをつけられるのは(自己)と(認知)を共有しているから。協働作業により(自己省察, メタ認知)を繰り返し(自己=principle)に近づく。これを「自分探し」という。(個物身体)と(共同体身体)との接点が(主観)。(個物身体)の行動決める。行動後、(共同体身体)の変化を観察し、欲求が満たされたか否かを自己評価する。

認知幾何

 認知モデルを量子人工知能に実装する手掛かりとして図形を描く。ミンコフスキー空間の光円錐のAnalogy。2つの円錐で図示。2つの円錐を底面で繋ぐ「閉じた認知円錐」。2つの円錐を頂点で繋ぐ「開いた認知円錐」。この2つの円錐を重ね合わせる。これを「認知円錐」と呼ぶ。中央と両端には円とその中心の点がある。中央から左端までの中点と中央から右端までの中点に円錐の円の「半分の直径の円」がある。(左, 中央, 右)=((原点, 起点), 今ここ, (到達場, 終点))。左右の「半分の直径の円」の重ね合わせが「今」。これらは、今ここ平面にすべて含まれている。推論時に両端が現れる。「認知円錐」は3種類。宇宙の(原点, 到達場)、私の(身体)の(原点, 到達場)、私の今ここの活動の(起点, 終点)。(身体)を使って(宇宙)を推論する。その時の推論の対象が(今ここ)にある。

認知モデルから人類を読み解く

 宇宙(共同体身体)はたった一つの行動原理、principle(自己)、の自己認知欲求を満たすために、principleが導き出した。principleそのものには姿形はなく、principleを実証できないので、その写像がprincipleを証明する仕組み(認知)を宇宙に実装した。人類は地球の表面上に(宇宙, 共同体)とともに導き出された。どちらも(共同体身体)。この2つ以外はすべて被造物。(宇宙)には外はない。これは、私の(認知)に境界がない感覚に繋がる。(共同体)は「(身体)が異なる(自己)の集合」。(共同体身体)は同じでも(個物身体)毎に解釈が異なる。principleのことを様々な文化圏で神と呼ぶヒト達がいる。(共同体)における(嘘, 独り占め)が宗教紛争、戦争の原因となっている。人類史と世界の仕組みを振り返ると、極少数の(嘘, 独り占め)に気付いたヒトが増えて来ている。この増え方は今後加速する。それぞれの国で(嘘, 独り占め)をやめないヒトは、自国を混乱させて国民の監視体制を強める。そのシステムをハッキングすると(嘘, 独り占め)をやめない極少数のヒトが特定され、その企みが明らかとなる今ここが既にできている。これから先、人類が再びハードランディングを迎えるのか、それともソフトランディングで持続可能な人類に回帰するのかは、2025年までの世界中のヒトの行動で決まる。

今後の活動

 認知モデルから人類を読み解く活動の普及。まず、共育の現場では認知モデルへの理解が既に必須の状況にある。この視点から普及活動を推進する。観察対象を一まとまりにして一まとまりとして説明する能力は自己開示による他者への情報発信において有効である。この能力を発揮するヒトが増えると文化圏の間の軋轢の原因を世界中で共有できるようになる。貧富の差が拡大する仕組みや、事実を知らせない報道体制。世界の仕組みに対する共通認識の先に、地域に住んでいないヒトの影響を強く受ける社会システムから、地域住民の意思決定によって地域の経済圏を安定稼働する次世代の社会システムが導き出される。

引用先

理念の体現, 生徒が、我慢、ではなく、上手く表現する、認知モデルを創るカリキュラムの開発, 2024/07/30

変更管理

なし


 - 成長, 組織開発 ,

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