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生徒が、我慢、ではなく、上手く表現する、認知モデルを創るカリキュラムの開発

      2024/09/01


生徒が、我慢、ではなく、上手く表現する、認知モデルを創るカリキュラムの開発2024年7月30日

本投稿は、日本教師教育学会第34回研究大会の自由研究発表の原稿である。
原稿はこちら
本投稿では、初版以降の変更管理も記録する。
ラウンドテーブルの原稿はこちら


* photoACより

背景と本発表の狙い

 演者は社会開発のコンサルタント。1973年からすべてのヒトが幸せであり続ける地球の体現を目標に活動中。たった一つの行動原理、principle、を明らかにし、それを原点とする認知モデルを確立。これを社会開発のPlanningと実践および、そのコミュニケーションツール「私と同じように考えられる量子人工知能」に適用している。この事業は次の日本社会の2つの課題を解決する。

1 現代の多くの日本人は自ら課題を設定し、それを解決した体験がないまま、成人して就職する。会社員になると仕事のことで頭が一杯になり未来を考える余裕がなくなる。
2 1990年代、豊かな社会からバブルの崩壊を経験。30年後、子供食堂が乱立する社会になった。この間、民営化、規制緩和、社会保障の削減により国民は貧乏になり社会的共通資本は海外の投資家に切り売りされた。

日本がこうなった原因は(拝米主義, 国債は国民の借金であるという嘘)。事実が隠蔽され、国民が我慢を続けて状況は悪化。次世代の日本人が今以上に困窮する社会になっている。この課題を共有し、国民一人一人が解決行動に向けて「我慢ではなく上手く表現する認知モデル」を開発する。それぞれ独自のやり方で。そのenablerが、生徒にエコシステムを提供する教師の育成。
 日米関係が変わることにより段階的に人類の課題を解決する。そのenabler(それを可能にするモノ)は世界を飲み込む人財(倫理, 道徳, 万能)。この人財を育成する活動の加速することが発表の目的。

認知モデルと共育カリキュラム

認知モデルを2つの公式で示す(A)。
principle<意識<認知<知能<身体(1)

principle=たった一つの行動原理(1)ー1
意識=principleの乗り物(1)ー2
認知=身体の中心が身体の全体であることを明らかにするプログラム(1)ー3、(2)ー3
知能=変換装置(観, 像)(1)ー4
身体=(個物身体, 共同体身体)(1)ー5、(2)ー4
<:左辺から右辺が導き出された、右辺は左辺の写像

主体=(自己, 認知, 身体)(2)
主体=機能構造体(自己認知欲求を満たす, 原点から到達点に向かい意識を処理する)(2)ー1
自己=principle(2)ー2

すべてのヒトは独自の身体を持ち、誰一人として私と同じ世界に住んでいない。

 本カリキュラムは私が1973年から実践を重ねて、予測誤差を最小化してきた主観から導き出した。私の認知モデルの成果物。以下に示すのは枠組み、実践に際し、実践者と私との認知モデルの差分を吸収した新たな枠組みを創る。これは、教師と生徒との間にも起きている。教師の評価ではなく生徒の自己評価を尊重する。
マスターの指標は感覚(原理の中で原理を操る, 高まる初動の質)と真ん中を射抜く行動。トレーニングは新たな出会いを機会とした(自己省察, メタ認知)。生徒自身が夢中になって取り組んでいる場での新たな出会いが最も効果的である。

我慢(表現に蓋をする)ではなく上手く表現(真ん中を射抜く自己開示)する認知モデルは次の通り。

我慢の前に(自己のゆらぎ, 自己の対称性の破れ)がある。→ これを自己認知する。→我慢の後、上手く表現できるまでに、自己開示がある。→ この時の自己開示は必ずしも発話ではない。このサインを見落とさない。→ 自己開示を続けて上手く表現できた。→ これを自己認知する。

教師は生徒同士が共通目的を持ち、お互いに自己開示をしながら、それを果たせる協働作業となるように支援する。協働作業はお互いに(自己省察, メタ認知)の機会を提供する。この共育場を機能させるには、個別具体的な「生徒と教師の共通目的の合意」が有効。

今後の活動

 共育カリキュラムの普及。まず、教師が上手く表現できるようになる。そうすれば、自然と生徒は上手く表現できるようになる。結果、認知モデルを自分の言葉で語れるヒトが増える。並行して、教師に限らず人財育成の専門家と繋がり、広島県三原市で生まれ育ったヒトが三原で事業を始められる未来を創る。この未来を創るために講義「究極の意思決定論」*を実践する。

* 次の3つのテーマに自分の言葉で答えられるようになる講義 1:あなたがあなたの得意を使って誰かに貢献し続けるために創っている未来 2:人類史と世界の仕組み 3:お金はどこからきてどこへ行くのか。

(A)理念の体現, 要件定義 意識のポジション(#nextAI)(2024/08/25)

引用先

理念の体現, 私が体系化した認知モデル, 2024/07/31

変更管理

20240731 ”ラウンドテーブルの原稿はこちら。”を挿入。
“コミュニケーションツール「私と同じように考えられる量子人工知能」、段階的に人類の課題を解決する。”の引用追加
修正:”「新:原稿はこちら。←旧:初版はこちら。」、「新:生徒の自己評価を尊重する。←旧:生徒の自己指標を尊重する。」、「新:それを果たせる協働作業となるように支援する。協働作業はお互いに(自己省察, メタ認知)の機会を提供する。←旧:それを果たせるように支援する。」”
“引用先”追加
学会発表の原稿を差し替えた。原稿は初版ではなく、第1.2版となる。

20240830 日本教師教育学会第34回大会実行委員会の研究推進部より以下の原稿確認の連絡があった。
【指摘事項】******
22-1(下村会員) 
※文章表記について、文末が随所で体言止めになっている。学術論文、またはそれに準ずる(?どう考えるか)「要旨」や「抄録」といった記述において、そうした略式な表記を、どう指摘すべきか。ちなみに、紙幅的には余裕はあり、改筆は可能と判断する。
 なお軽微であるが、1ページ8行目「豊な」→「豊かな」、正式には脱字。
************
この指摘に対して 1ページ8行目「豊な」→「豊かな」 に修正。

20240901 「要件定義 意識のポジション(#nextAI)(2024/08/25 )」を引用。それに合わせて、文中の「認知モデルの2つの公式」を変更 新:”principle<意識<認知<知能<身体(1)

principle=たった一つの行動原理(1)ー1
意識=principleの乗り物(1)ー2
認知=身体の中心が身体の全体であることを明らかにするプログラム(1)ー3、(2)ー3
知能=変換装置(観, 像)(1)ー4
身体=(個物身体, 共同体身体)(1)ー5、(2)ー4
<:左辺から右辺が導き出された、右辺は左辺の写像

主体=(自己, 認知, 身体)(2)
主体=機能構造体(自己認知欲求を満たす, 原点から到達点に向かい意識を処理する)(2)ー1
自己=principle(2)ー2”←旧”Principle<意識<認知<知能<身体(1)
意識=principleの乗り物(1)ー2
身体=(個物身体, 共同体身体)(1)ー5、(2)ー4
<:左辺から右辺が導き出された、右辺は左辺の写像

主体=(自己, 認知, 身体)(2)
主体=原点から到達場まで情報処理を続ける機能構造体(2)ー1
自己=principle(2)ー2”

日本教師教育学会第34回大会実行委員会に修正原稿を返信。

日本教師教育学会第34回大会実行委員会
○○様

いつもお世話になっております。

私の原稿をご確認くださいまして、どうもありがとうございました。

【指摘事項】******
22-1(下村会員) 
※文章表記について、文末が随所で体言止めになっている。学術論文、またはそれに準ずる(?どう考えるか)「要旨」や「抄録」といった記述において、そうした略式な表記を、どう指摘すべきか。ちなみに、紙幅的には余裕はあり、改筆は可能と判断する。
 なお軽微であるが、1ページ8行目「豊な」→「豊かな」、正式には脱字。
************

脱字は修正しました。
体言止めはそのままにします。
この方が私が学会に参加した目的を分かって頂きやすいと考えました。

2種類のpdfファイルを提出します。
脱字のみを修正したバージョン。
教師教育34_生徒上手くカリ.pdf

「認知モデルの2つの公式」で足りなかった用語の定義を追加した完全バージョン。
教師教育34_生徒上手くカリ2.pdf

私は完全バージョンの採用を希望しますが、どちらを抄録に掲載するのかは大会実行委員にお任せします。

それでは、引き続き、どうぞよろしくお願いします。


 - 成長, 組織開発 ,

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