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サッカーにおける意思決定 選手編 ビジネスとの共通点

   


サッカーにおける意思決定 選手編 ビジネスとの共通点今日は。

下村拓滋です。

まずは告知から。

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「社長のためのシステム経営術」

日時:2014年12月7日 日曜日 15時から17時 その後、懇親会
場所:都内(参加者にご連絡させて頂きます)
参加費:5400円

企業の社長に限らず、人生の社長にもお役にたつワークショップ。
ワーク連発。頭が休まる時間のない爽快な2時間です。
ワークとシェアで自己効力感を高めて行きましょう。

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それでは、意思決定の話題を。

今回はサッカーにおける意思決定の1回目。

選手編です。

サッカー選手の意思決定のプロセスはビジネスにおける意思決定の
プロセスに繋がります。

最後にその関係性を示しますね。

あなたはサッカーをやったことありますか。

試合になると躊躇している暇はありません。

パッと観てパッと判断する。

この繰り返しです。

迷うとプレーが遅くなり、味方の動き方が止まります。

判断の遅れは致命的な結果になりかねません。

選手は様々な場面で意思決定をします。

しかし、

大きく分けると、

攻撃と守備

オンザボール(球際)とオフザボール(球のないところ)

に分けることができます。

攻撃側の判断基準はゴールの確率を高めることであり、守備側の判断
基準は自陣ゴールを守り、相手ボールを奪う確率を高めることです。

また、自分が対峙する相手と自分との能力の違いは、当然、意思決定の
判断根拠になります。
ここで言う能力とは、決断力と身体能力、具体的にはボール扱い(自分
がボールを扱う)、ボール奪取(相手のボールを奪う)、ポジショニン
グになります。

まず、

攻撃と守備

攻撃側は相手ゴールを奪い、守備側は自陣ゴールを守り、相手ボールを
奪う。

これを可能にする意思決定を選手個人が、そしてチーム全体として
行います。

攻撃側の意思決定の中心はボールを保持している選手にあります。

守備側の意思決定の中心はボールを保持している相手選手に最も近い選手
にあります。

つまり、オンザボールの場所での両選手の意思決定が両チームの意思決定
の中心にあるのです。

オンザボールの攻撃側選手の意思決定はまず相手ゴール、そしてオフザ
ボール、つまり、ボールを受ける選手のポジショニング、そして相手選手
のポジショニングを根拠に行われます。

オンザボールの守備側選手の意思決定はまず自陣ゴール、そして目の前の
選手とボール、そして自分との位置関係、更に、自分の後の守備体制、
つまり、自分をカバーしてくれる選手のポジショニングを根拠に行われます。

オンザボールとオフザボール

オンザボールでは、攻撃側選手はボールを目の前の守備側選手に奪われない
ようにボールを運びます。
ここでは相手、ボール、自分との位置関係が意思決定の根拠になります。
意思決定の結果、ボールをキープ、ドリブル、パスの何れかを選択すること
になります。

もちろん、両者ともゴールと現在地(ピッチのどこにいるのか)との位置的な
関係も意思決定の根拠になります。

一方、守備側選手は攻撃側選手の動きを観ながら、ボールを奪うタイミングを
図ります。
やはり、相手、ボール、自分との位置関係が意思決定の根拠になります。
意思決定の結果、ウォッチ(マークに付いたままボールを取りにいかない)か
ボール奪取を選択することになります。

オフザボールでは、攻撃側選手はよりゴールに直結した動きとその後の展開で
ゴールに繋がる動きを選択しながら動きます。
ここではボールを保持している選手がパスを出せるコースと、自分をマーク
する相手選手のポジションを根拠に自分のポジショニングを意思決定します。
意思決定の結果、直接ボールを受けるか、その後の展開でボールを受けること
になります。

一方、守備側選手はマークに着いている攻撃側選手と自陣ゴールを結ぶ線上に
立ち、その選手の動きとボールを観ながらマークを続けます。
ボールの位置とマークについている選手の位置を根拠に自分のポジショニング
を意思決定します。
意思決定の結果、マークに付き続けるか、パスが出た後、相手のボールを奪い
に行くことになります。

もちろん、両者ともゴールと現在地との意思的な関係も意思決定の根拠になり
ます。

更に、攻撃側、守備側とも味方の選手のミスをカバーすることも意思決定の
根拠として加えます。

まず、自分、そして味方のプレーをイメージしながら意思決定を繰り返して
いるのです。

様々な場面におけるサッカー選手の意思決定にも、共通部分のあることを
ご理解して頂けたと思います。

これらの意思決定をスムーズに行うためには、判断基準が必要になります。

判断基準のひとつはルールです。そして、サッカーの原則やチームの決め事
もあります。
後は選手個人個人が、局面で瞬間的な決断を可能にする判断基準や行動指針
を培っています。

私の場合、攻撃時にはワンプレーかツープレーでボールが回ってくる場所に
ポジショニングしていました。
そして、タッチ数を少なくしてゴールに向かうプレーを最優先していました。
それを可能にするため、出来るだけ視野を確保し、動きを止めない、そして
声を出し続けていました。
そして、5歩でトップスピード、ワンタッチでゴールに向かう、3秒後を予測
してプレーする能力に磨きをかけていました。

如何でしたか。

サッカーでは動かないモノの位置(ゴール、ライン)と動くモノの位置
(選手、ボール)との相互関係、そして相手との能力の違いが選手の意思決定の
根拠となります。

これをビジネスに置き換えてみましょう。

例えば、ビジネスにおいて動かないモノとは何があるでしょうか。

仕事の歴史を振り返った時、昔から変わらぬモノ、例えば、経営理念は動かない
モノではないでしょうか。
他にも、会社の経営にまつわる法律は日常のビジネスを考えると動かないモノ
でしょう。
そして、経営の目標も、それを変えるまでは動かないモノです。

それでは、ビジネスにおいて動くモノとは何があるでしょうか。

日々の仕事そのものは動いていますね。
その仕事を良く見ると、情報が動いていると言えるのではないでしょうか。
その情報はヒトが創り、ヒトが解釈しています。
つまり、誰がどのように情報処理をするのかが情報の質や結果を決める鍵と
なります。
伝達の部分はIT化が進んでいますね。

ビジネスの目的は会社のゴーイングコンサーン(永続する企業活動)と言われて
います。

動かないモノを前提として、動くモノを効果的に動かして、会社のゴーイング
コンサーンを実現する。

それは局面、局面で社員が素早く正確な意思決定を繰り返すことで可能になる
のではないでしょうか。

では、社員が素早く正確な意思決定を繰り返すためには会社がどうなっていれば
よいのか。

ビジネスを取り巻いている動くモノと動かないモノを組み合わせて効果的な
体制を作り上げある。

それは社会のルール、仕事の原則、会社の決め事を前提として、社員が自分の
仕事の判断基準や行動指針を創り、それを元にして仕事の出来る体制を会社に
構築する。

それが、環境の変化に左右されず成長と安定を継続し続ける会社の条件になると
思うのですが如何でしょうか。

その体制を創り、環境の変化に合わせて変更して行く。

この意思決定こそ社長にしかできない仕事です。

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「社長のためのシステム経営術」

日時:2014年12月7日 日曜日 15時から17時 その後、懇親会
場所:都内(参加者にご連絡させて頂きます)
参加費:5400円

http://biz-promo.sakura.ne.jp/st/ikw.html

企業の社長に限らず、人生の社長にもお役にたつワークショップ。
ワーク連発。頭が休まる時間のない爽快な2時間です。
ワークとシェアで自己効力感を高めて行きましょう。

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私は、ビジネスとサッカーには共通点が多くあると感じています。

社員の成長意欲と選手の成長意欲。

ルールがある中でゴールを目指す。

様々な要素を組み合わせてゴールを獲得する。

情報処理として説明できる。

あなたも、ビジネス以外の興味対象とビジネスとの共通点を探って
見て下さい。

そういうモノの見方はビジネスでも、ビジネス以外でも、きっと
あなたが一つ上の視点に立つことを可能にするでしょう。

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