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返信 令和4年8月24日 岡田増夫さんからの手紙

      2022/08/31


返信 令和4年8月24日 岡田増夫さんからの手紙岡田増夫様

特定非営利活動法人 光の活動への理解が深まる資料を送って頂きましてどうもありがとうございました。

ご親族に私と同じ資格をお持ちの方がいらっしゃってびっくりしました。
姪様は私が長年会社員をしていた地域にいらっしゃることにも共通点を感じます。
どこかでお会いしているかも知れませんね。
また、岡田さんのキャリアと私のキャリアが相補的であり、かつ、人財育成の部分が重なっていると思います。
国家資格を持っていることも共通点です。
人・物・金・情報・時・信は私も経営資源の基本であると思っています。

岡田さんとのご縁には切っ掛けは母の機転でしたが、結果的に恩師の後押しもあったようで大変に嬉しく思います。

次回の「生活充実講座」を広める会合に関する資料とともに、三原市との関係、そして、岡田さんとお仲間の活動が理解できる資料を頂き、様々な想像を巡らせております。

以前、お伝えをさせて頂きましたが、私には物語があります。
大人の時間で回る社会から子供の時間で回る社会への段階的な変更管理です。

この段階的な変更は誰か一人だけの意図、どこかの企業だけの意図では起こりません。
また、今の社会の課題は、様々なところで起きていて、それぞれの課題をそれぞれの場だけで根本的な解決はできないと考えています。
真因はいつも「慣性の法則」の中にあります。

三原発グローバル産業」は、社会の課題を根本的に解決することを目標にしています。この産業は「慣性の法則」を見抜く人財を育成します。
この産業は人類のマインドセットを変えて行く活動になると推論しています。
「慣性のマインドセット」を変えて行くことは、これまでのトレンドの中心にいるヒトには難しいと考えています。
自分達の考え方に合わない考え方を受け入れていないと推論されるからです。
存在しているのに理解しようとしないヒト達がこれまでの世界のトレンドを創って来たと考えています。

私には池袋の暴走老人が「慣性のマインドセット」を引き摺っていたと感じております。

日本社会は多種多様な考え方をすべて受け入れています。
それは、地政学的にも説明ができます。
シルクロードを通って欧州の文化が伝わって来た。
大東亜戦争の時にアジアの植民地で日本兵が戦って現地の習慣を知っている。
世界で唯一の被爆国であり、日本以外にこの経験を持たない。
イスラム圏とも石油の輸入を通して繋がりがある。
すべての宗教を受け入れている。

私は日本は世界の文化と文明の最終到達点になっていると考えます。
私がPlanningをする「三原発グローバル産業」の標榜する「消費経済から創造経済へ」は、人類のマインドセットを変える言霊です。

この観点から、今月末の会合にオブザーバーとして参加させて頂きます。
岡田さんとお仲間の活動について教えて頂ける機会として楽しみにしております。

前回郵送して頂いた資料に加えて思想的なBackgroundにも繋がりそうな資料をご提供くださいましてどうもありがとうございました。

1.協働事業の概要

「誰もが安心して暮らせる地域づくり」をイメージできる、期待できるイベントが計画できたら良いですね。
ⅠコースからⅣコースの対象者の変更は、本事業の活動に新しい力を呼び込めそうです。
このコースに含める含めないは別として、小学校、中学校で「理念の体現」の一つのモデルを伝承する機会も魅力的なコンテンツになりそうです。
市の補助が終わった後の活動に向けて事業計画の形が見えてくると良いですね。
幼児と高齢者が交流できる機会を創り、幼児が自己を愛せる主観を持てるように高齢者が接する地域をイメージしました。
”わかりやすい「成年後見講座」”、”「論語の素読」と「古典の朗読」”、”わかりやすい「育児・介護休業」の利活用”は、「三原発グローバル産業 概念関連図」にある「共育」が似ていると思いました。各講座の講師が科学知識技術を参加者に伝承する、機会としての共育です。伝承する側、伝承される側の両者を育む機会です。
この協働事業に相性が良さそうな私のコンテンツは、”次世代の人工知能の開発(介護/医療/共育)”、”ビッグバン共育(認知科学の科学知識技術を獲得するトレーニング法)”、”社会開発/社会企業”、三原の社会的共通資本をテーマにした国際学会等です。
どのコンテンツも参加者かの皆様が創造経済(常に価値を増やす経済)を体現する内容です。

2.「令和4年度三原市市民提案型協働事業」と育児休業の男女均等な活用の推進について

三原を子育てしやすい街にする活動だと理解しました。
相当進んだ施策を具体化している三原市行政に、更に、子育て施策を推進して頂きたいです。
育休ではありませんが、私が知っている子育てに関係する他の市の取り組みをお知らせします。
明石市の泉市長は子育てしやすい施策を実行されています。
寝屋川市の広瀬市長は警察と連携した学校でのいじめ対策を実行されています。
人口が減っているのは日本だけではありませんが、日本社会のやり方で子供を増やして行きたいです。
その鍵は子育て家庭の年収と親の就労環境、そして、共育環境だと考えます。
子育ては地域で行う。
生徒の安全保障は必要ですが、地域に拓かれた学校を運営することで先生の負担を減らすことと、地域住民に地域の子供を親と一緒に育てて行く感覚を持ってもらいたいです。そして、子育てしている母親の孤立を防ぎましょう!
阿佐ヶ谷でFootballCoachをしていたチームは、複数の小学校から選手が集まっていました。同じ学校の友達だけではなく、違う学校の友達を持つこと、そして、チームで親同士が交流することは悪くない文化だと感じました。
女性の健康問題を解決するフェムテック、社会に広がって行くと良いですね。三原でその企業が生まれることも一つの解決策です。
小学校、中学校、高校、大学が企業体になるのは、三原の活性化に繋がる感覚があります。
三原の学校が、三原の個人事業主のプロジェクトの主体となる関係です。2023年から始めれば、2030年には市民の10%は学校の企業体のプロジェクトに参加する個人事業主という社会が実現できるかも知れません。
お母さんが個人事業主として自宅でプライベートな事情に応じた働き方ができれば子育てもしやすくなると思います。
自宅まで、保育園、幼稚園が子供さんを迎えに来るとか、自宅の近くの「子育て支援隊」が子供を預かりに迎えに来る社会です。
もう一つ、VoucherMoneyにも繋がりますが、食糧とエネルギーの無料化です。三原市で子育て世代に地域通貨で食費と光熱費を支給。そして、三原市で食糧とエネルギーを自給して、SDGsのモデルとなる。

3.「生活充実講座」にご参加の皆様

当講座にご参加された方へ、岡田さんの講座、「ソ連はなぜ崩壊し、ロシアはなぜ非道なウクライナへの侵略をするのか?」、「生活充実講座を地域に広め、生き生きとしたまち造りを広めるためには?」を告知されています。
私の物語はお伝えをしました。岡田さんの物語を聞かせて頂きたいです。

4.年金の問題

年金問題は現行の制度が続くと国民同士が叩き合う社会になってしまうことを危惧しています。世代間闘争になるかも知れません。
経済的な成長を追い続けるのは辞めて、誰もが貯金しなくても安全安心に生活できる社会システムへ変更管理するのが私がPlanした社会開発です。
2018年に電子書籍で公表した事業計画には、期限付暗号資産によるベーシックアローワンス(ベーシックインカムのことです)を提言しています。
2021年に公表した人類の物語では、#VoucherMoney を提言しています。
この2つは仕組みとして異なりますが、貯金しなくても安全安心に生活できる社会システムであることと、お金でお金を生むシステムはありません。だから、バブルもなく、民衆の日常生活は安定します。

5.「冊子」2冊を謹呈して、早速、松岡弁護士から電話を頂きました

令和3年当時の岡田さんの活動のご様子がわかりました。
「老親は田舎に、子供は都会で現職真っ只中」は、様々な町づくりの現場で私が聞いていた現状です。
これを望まれる方はそうされて、望まれない方は三原で現職を全うできる社会システムを提言し、計画し、構築し、運用し、変更管理できる人財を育成するのが私の役割です。

6.ライフシフト・ジャパン株式会社 代表取締役CEO 大野誠一, 人生の変化を自ら起こすライフシフト 会社に依存せず自分で道を選ぶ生き方を,  エルダー; リーダーズトーク No.87

インタビューに答えていらっしゃる大野誠一さんのお考えは良く理解できます。

「僕の職業は寺山修司です。」
この言葉をご存知でしょうか?
私が阿佐ヶ谷に居宅を持ったのは、寺山修司さんの影響です。
1975年頃、市街劇「ノックを阿佐ヶ谷を中心に開催され、警察が出動したとテレビニュースで報道されていました。

「私たちが、市街劇を企画するとき、主役である地域市民の平凡な日常現実の中に、異物を持ち込み、疑問符をさしはさみ、“あなたの平穏無事とは一体なんなのか?”と問いかけることなのであるから、市民がまき込まれることは、当然の成り行きなのであった。(中略)地元の人々は、ドアの内側を“私有された領域”として隔絶しようとしていたが、それはただの擬制の基本的人権であることに気づかず、本来ひらかれたものとしてあるべき、人ー家ー社会という関係の構造を閉鎖し、私有し、出会いの可能性を遮断してしまっていたのであった。市街劇『ノック』というタイトルは、そうした閉ざされた心をノックしてみるというほどの意味だったのである。」(1975年5月7日)

頂いた記事を拝見して寺山修司さんのことを思い出しました。

岡田さんが付記されている「我が国の人口構成の変化を自覚、次世代の人材確保が緊急の課題、育児介護休業の利活用に活力を!!」はその通りだと思います。先にお伝えした各市長の対策は三原市の参考になると考えています。広島県知事の湯埼英彦さんは育児休業されました。

記事の中で示されている「今後増えるのはプロジェクト型の仕事 出入り自由な企業が成長する」は私の感覚とも一致しています。

”一人一人が個人事業主として仕事ができるようになって社会人となる。こんな社会では、組織での仕事で意見が合わなくなれば、そこを辞めて個人事業主として仕事を続けられます。
組織で仕事をしているのは、そこで仕事をするのが楽しいから。社会をこのように運営できると、組織の内部と外部のすべてのヒトが幸せであり続けられます。”
提言:理念の体現 合意の前に尊重(2020/08/31)より)

私が人類のマインドセットを変化する活動を通じて実現する未来は、一人一人が「理念の体現」を目指して新たな科学知識技術を獲得し続け、目標達成を繰り返しながら、未知の自己を明らかにし続ける社会です。生きるための労働が必要な社会から、一人一人が人類に貢献する社会へと自律分散的に変更管理を続ける社会。宇宙ができてから今ここに至る大きな流れの先にある未来です。

7.ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員 ジェロントロジー推進室兼任 前田展弘, 高齢者がになうSDGsー生涯現役と生涯貢献の実現へー, エルダー; 特集 SDGsと高齢者活用

高齢者が社会に貢献することは素晴らしいと思います。最初にSDGsに関して私の考えていることをお伝えしてから本題に入りますね。
天然資源を大切に扱うのは賛成です。ただし、カーボンニュートラルは環境ビジネスの一つとする見方があります。フロンが禁止されたのはフロンの特許が切れるタイミングでした。特許が切れたら後進国もフロンを安価に使えるはずでした。紫外線が地上に届く間に酸素がオゾンに変化してオゾンが補充されると考えていた科学者もいました。地球温暖化も科学を政策のために活用しているとの視点があります。環境ビジネスに限らず、ワクチンビジネスも科学を誤用しているとの視点もあります。これまでお渡しした幾つかの資料の中にも含めていますが、私は人類史を全体主義の変遷として観ています。SDGsを物欲と支配欲で駆動する社会から利己と利他を同時に駆動する社会に変更管理する手段にしたいと考えています。

記事の中に出てくる「貢献」は人間社会において重要な概念だと考えています。幾つになっても貢献し続ける。ヒトは自己と認知システムを共有していますが身体を共有できていません。だから、一人一人が独自の体験を持っています。そして、記憶が異なるので誰一人として同じ世界に住んでいません。同じ世界に住んでいないのに、相互理解できるのは自己と認知システムを共有しているからだと私は推論をしています。この考え方が多くのヒトに受け入れられれば、一人一人の独自の体験に意義があり、それを社会に残すことが人類にとって有用な活動であることが理解できると考えます。長い人生を送っていれば、人生の短いヒトよりも世界の変化を長く体感されています。その感覚が人生がまだ短いヒトに貢献できるようにマインドセットを整えて行ける社会にして行きましょう!

8.平均余命年数

私の年齢に平均余命を足した寿命は岡田さんの年齢に平均余命を足した寿命よりも短い。
これはどの年齢を比較してもこうなりそうです。
人類はまだワクチンを安全安心に臨床使用できるレベルにまで科学知識技術を蓄積できていません。
5歳から11歳の平均余命が今後、どのように推移して行くのか、注視が必要です。

9.令和4年7月から企業に求められる情報公表「男女の賃金の差異」と「副業・兼業の許容状況」

給与体系が非公表であることが、この課題の解決を妨げていると感じます。
給与体系が公表して、兼業を認めることを会社経営の条件にすると段階的に解消して行くと推論しています。
日本政府がバブルの崩壊以降、米国発の新自由主義を日本市場に持ち込みました。小泉純一郎さんと竹中平蔵さんの構造改革でそれが加速されました。この経緯を知るヒトは、日本が市場を開放する前に戻せば良いと仰る方もいます。しかし、それは日本流の「利権」「偽旗作戦」「プロパガンダ」が市場のルールになっていたと感じています。中学生、高校生で感じた日本社会のどんよりとした雰囲気は、このルールにあったのではないかと後から気付きました。

三原発グローバル産業の次世代の社会システムでは、研究開発型個人事業主が中心になります。人類に貢献するプロジェクトを立ち上げた個人事業主を周囲の個人事業主が支援する社会です。その場は、地域の学校となり、そのプロジェクトに子供も参加を可能にして、次世代の人財を育成します。この協働作業が、新しい世代と古い世代がお互いに未知の自己を知る場となります。

ヒトはInnnerSpaceとOuterSpaceを持っていて、OuterSpaceがInnerSpaceの未知なる領域を明らかにする起点になる。
そして、OuterSpaceはInnerSpaceの写像です。

2022年8月26日

下村拓滋

あなたの意思決定が世界を創る

 - イノベーション, 社会 ,

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