Report Care Show Japan ヘルスケアIT
2022/05/25
2022年2月10日執筆開始 2月17日脱稿
2022年2月8日から10日まで東京ビッグサイトでCareShowJapanの展示市が開催された。
前夜(2月9日)、webで参加登録を済ませた。会場に到着後、受付カウンターで参加証を出力して頂いて、パスを首からぶら下げて入場。
入口にモニターで検温。パスのバーコードで読み取って入場が記録された。
セルフケアをエコシステムとした次世代の社会システム
この文脈で私の「社会開発」事業を体現する科学知識技術のリサーチを目的として参加してきた。(1)
幾つかのブースで出店者の技術をお尋ねして、その事業や製品の特徴を情報収集した。
製品やサービスの特徴について分かりやすく説明して頂きました。ご協力、どうもありがとうございました。
事業環境がなかなか好転しない中、新しい事業の展開として、私の「社会開発」に興味を持って頂ける出店者とも出会う事ができた。
*photo ACより入手
それでは、今回のヘルステックITの市場調査の結果を報告する。
会場の南3ホールでは、CareShowJapanの隣で、メディケアフーズ展が開催されていた。
CareShowJapanではヘルスケアITのほか、保険薬局支援展、介護産業/保険外サービス展、病院クリニック支援展、未病産業展が同時開催されていた。
今回は次の2つの視点から現状を調査した。
1 セルフケアに役立つ技術。
2 医療の個人情報を負担なくセキュアに管理できるシステム
・個人情報の利用に対して対価を支払える。
・情報の二重入力がない。
・近医の受診も健康診断も自動的に個人のデータとして集約される。
結論
セルフケアに役立つ技術はあった。
上記条件をすべて満たす医療の個人情報を管理するシステムには出会うことはできなかった。
しかし、部分的には実現しており、具体的な仕様と開発費用を投入すれば、社会実装が可能なシステムは創れるだろう。
システムは実現可能。
システムの利用者の発掘と一人一人に最適なインターフェイス開発を並行して実施する。
それでは、一つ一つの出店社をレポートする。
1. 新生BRIDGE
担当者:事業推進部 アソシエイト 西雄大さん
糖尿病患者向けサービス。
“糖尿病は合併症が多い。糖尿病になる前からケアするアプリを開発する”
DataManagementSystemにおける領域
疾患ポータル
2.リーフ株式会社
ロボットで創業。今回は歩行状態を評価するAIのプロモーション。このAIを使って製品開発するメーカーを探している。
説明を受けた資料
“どうすればどのように歩行を評価できるのかは未確認。歩行時のふらつきは、高齢者や脳梗塞の後遺症に多い。セルフケアに活用する道はありそう。”
自己評価ポータル
3. メディカル・データビジョン株式会社
担当者:営業本部 EBM推進部 営業ユニット 安部和希さん
病院向けの経営支援と製薬企業等向けの二次使用の許諾を得た医療情報の提供。
急性期の医療情報が充実している
説明を受けた資料
“患者さんの個人情報を本人と分からないように提供するシステム。個人情報提供の対価を患者さんにお支払いする仕組みを追加する。”
等価交換ポータル
5.株式会社カケハシ
担当者:キーアカウントマネージャー 箱田尚弥さん
薬局業務で薬剤師が患者さんとの対面業務に注力できるシステム
タブレットを見ながら処方薬の説明したり、健康情報を説明する。その記録が残る。
説明を受けた資料
“薬局でセルフケアに役立つ情報提供ができる。タブレットの画面を患者さんに確認して頂きながら服薬指導をするとそのまま記録に残る。”
医療コミュニケーションポータル
6.エニシア株式会社
担当者:事業開発担当 高橋憲生さん
カルテの要約を作成するAI。文書中の単語に上下関係を見つけて構造化。
泌尿科を対象として事業を推進中
説明を受けた資料
“想定している使用法は他の病院に患者さんを紹介する時の申し送り書の作成。他にも活用法はありそうだ。新薬開発の時にテキストマイニングができるコンピュータが欲しかった。このシステムでどの程度のことができるのか確認したい。”
データ構造化ポータル
7.株式会社Yuimedi
担当者:クリニカルリード 中村友里恵さん
医療情報を分析しやすいようにクレンジングする
論文化に際し、データの分析効率を高める。
説明を受けた資料
“テキストからデータのみを抽出する作業は集中力と根気が必要。私のレベルでAIが実行できたら、データの切り口を見つける視点に時間を使える。”
医療データ分析ポータル
まとめ
私が開発するのは本人が特別な何かをしなくても健康情報を蓄積する仕組み。蓄積した情報から、自己と身体の健康状態を自己評価するための情報を表示する。「感覚」でセルフケアできるようになることが最終到達点。
そのプロトタイプ は、2020年に内閣府へ提言した 提言:コロナ感染対策のエコシステム (4月26日)で示している。
中央にスマホのアプリ(COVID19_AA)があり、このアプリを使って左側の実社会での活動を記録して、情報は要時閲覧。情報は左側の実社会から右側のデータベースに記憶される。アプリを起動しておくと自動的にデータが記録される。
今回。報告した上記7つの各ポータル(DataManagementSystemの領域)がアプリの向こう側にあり、それぞれが結びついている。
アプリの核は「自己評価ポータル」で、この領域が利用者本人の「感覚」を研ぎ澄ますパートナーとなる。
実際のDataManagementSystemの全体像はこちら。上図の「データマネジメントシステム」
1と2が「フレーム(枠組み)」、3と4が「パターン」、青のEと赤のEが「評価」
レポートにある7つのポータルをどこに分類するかは既に決まっている。
全体像は既に設計済みです。
具体的なパートナーを募集して、全体像を体現して行くフェーズにあります。
パートナーの市場を最も効果的に開拓するプロジェクトをこの「社会開発」に組み込みます。
私と一緒に、「セルフケアをエコシステムとする次世代の社会システム」を構築して行きましょう!
そして、日本人のやり方で、世界の貧困とテロの撲滅に貢献し、世界中の仲間と人類の課題「仲間からの搾取」を無くして行きましょう!
物欲と支配欲で駆動する社会から、利己と利他を同時に体現する社会へ
この「社会開発」の指針は次の通り。
強制しないさせない
過去は関係ない
永遠の今を生きる
今幸せを感じて次の幸せに向かう一緒に
私の「社会開発」が貴社の事業の発展のお役に立てるとお考えの法人、個人の方はこちら までメッセージをお願いします。
一緒に理念を体現しましょう!
(1)現在進行中の「社会開発」は、次の「物語」として情報発信している。
2021年 物語 VoucherMoney お金の最終到達点 発表(10/31)
この物語をSDGsの文脈で描き直したのはこちら。
2022年 物語 セルフケアが体現するSDGs 発表(2/10)
この物語を多種多様なステークホルダーと共有し、事業は多方面に渡り同時多発的に推進する。
それぞれのコンセプトは内閣府およびデジタル庁への提言にまとめている。
2020年 提言:コロナ感染対策のエコシステム 発表(4月26日)
2020年 提言:スーパーシティはマインド・ドリブンも 発表(6月18日)
2020年 提言:理念の体現 合意の前に尊重 発表(8月31日)
2020年 チェンジ・リーダー・プラットフォーム 発表(11月6日)(デジタル庁アイデアボックスへの提言)
2021年 提言:2021年東京五輪の開催可否を意思決定する手順 発表(6月10日)
2021年 提言:デジタル庁のPlanning 発表( 06/24)
ここに示した社会開発の実績は次の通り。
2017年 コーチングai 公開
2018年 マインド・ドリブン・ソサイエティ α 出版(Kindle)
2019年 次世代の人工知能とその開発エコシステム 発表(第12回汎用人工知能研究会, 8月30日)
今は次世代の人工知能の開発と、セルフケアのためのクリニックにおける活動。
私の役割は、次世代の社会システムのPlanning。
全体像は作成済み。
この全体像を推進し実現するパートナーを募集中。
パートナーの事業コンサルティングと、パートナーのコンピュータシステム同士を結びつけるDataManagement。
セルフケアをエコシステムとする次世代の社会システムを設計し、参加者、参加事業者を募り、それぞれの事業がネットワークを形成して、市場を開拓するためのコンサルティングと個々のシステムを結びつけた #OngoingIntegratedDatabase の構築。
詳しくはこちら。
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